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法事法要での服装のマナー/初七日から百ヶ日法要、一周忌から百五十回遠忌まで

  • 2023年02月13日
法事にふさわしい服装とは?

記事の監修

人はなぜ弔い、弔われるのか、葬送儀礼を意味のある営みとして理解し、私たちは次世代へ伝えていきます。葬送儀礼マナー検定実施中。


法事における女性の服装

遺族側の女性の服装は、初七日・四十九日・一周忌・三回忌までの服装と、七回忌以降に参加する際の服装とで違いがあります。

一方、参列する側の女性の服装は、初七日・四十九日・一周忌くらいまでの服装と、三回忌以降に参加する際の服装とで違いがあります。

法事を主催する遺族・参列者に共通しているのは、派手な服装や、アクセサリー・皮製品を身につけることはマナー違反になるという点です。

▼詳しい内容と手配方法▼

服装:黒いスーツ・ワンピース

(1)遺族

初七日・四十九日・一周忌・三回忌

遺族の場合は、通夜・告別式その後の初七日~三回忌までは正礼装または略礼服の着用が望ましいとされています。
服装は正礼装であれば黒の長そでのワンピース、スーツでも構いませんが、膝が隠れる丈であることがマナーです。

▼詳しい内容と手配方法▼

七回忌以降

喪服の着用は必要とされない場合が多いです。黒、グレー、濃紺のような地味な色のワンピースやスーツ、アンサンブル等を着用します。

(2)参列者

初七日・四十九日・一周忌

初七日・四十九日の場合は通夜・告別式が行われて間もない時期に行われます。
とくに、初七日は告別式のすぐ後に行われることが最近では一般化しています。
また、場合によっては初七日・四十九日が同時に行われることもあります。

そのため、通夜・告別式の服装と同じく黒の喪服で参列することになります。黒の喪服であれば、ワンピースやスーツ、アンサンブル等で構いません。
なお、一周忌は、基本的に喪服ですが、何らかの理由で用意できなければ、黒のスーツやドレスを着用しても問題はありません。

三回忌以降

三回忌、十三回忌など回数を重ねるごとに遺族だけの供養となったり、法事が省略されたりする場合があります。
案内状が届いたら、服装の指定が無ければ平服でも構いません。
ただし、当然のことながら法事の雰囲気に全くそぐわない服装は厳禁です。
服装の指定が無ければ、黒、グレー、濃紺のような地味な色のワンピースやスーツ、アンサンブル等で出席します。

▼詳しい内容と手配方法▼

足元や靴:黒いストッキング・パンプス

法事の場合は概ね足元に関して、靴は黒でシンプルなパンプスが基本です。ヒールが高いもの、細いものは避けましょう。また、サンダルやミュール等のつま先が出てしまう物は失礼に当たります。

ストッキングは、一周忌までは黒を履きましょう。柄入りののものや、ラインストーン等があるものは避けるべきです。三回忌以降は黒またはグレーのもので構いません。

手元:ネイル・マニュキア・指輪

遺族側であっても法事に参列する側であっても、派手なネイル・マニキュアは失礼に当たります。

手元でも光る物は控えなければいけません。指輪も本来は外して参加するべきなのですが、結婚指輪は外さなくても問題ありません。

コート:コートの色・素材

冬場での法事に参列する際には毛皮・皮製品のコートやジャケット、ブーツは殺生をイメージするため着用はマナー違反とされます。
毛皮・皮製品ではないコートやジャケットであっても、会場に入る前に脱ぐのがマナーです。

ただし、ブーツは積雪の影響等で着用がやむを得ないこともあります。
そのため、会場に到着する直前に黒い靴に履き替えて参加することをお勧めします。

法事における男性の服装

遺族側の男性の服装も、初七日・四十九日・一周忌・三回忌までの服装と、七回忌以降に参加する際の服装とで違いがあります。

一方、参列する側の男性の服装も、女性の場合と同様に初七日・四十九日・一周忌くらいまでの服装と、三回忌以降に参加する際の服装とで違いがあります。

法事を主催する遺族・参列者に共通しているのは、派手な服装や、光る金色の時計やバックル、ワニやヘビ皮のベルトまたは皮製品を連想させるベルトを身につけることは、マナー違反になるという点です。

服装:喪服・黒いスーツ・ネクタイ

(1)遺族

初七日・四十九日・一周忌・三回忌

遺族の場合は、通夜・告別式その後の初七日~三回忌までは正礼装または略礼服の着用が望ましいとされています。
服装は正礼装はモーニングコートの着用が該当しますが、法事に着用するケースは少なく、黒の喪服・略礼服のスーツで構いません。その他、黒ネクタイにワイシャツは白を着用します。

七回忌以降

喪服の着用は必要とされない場合が多いです。地味なダークスーツが望ましいです。その他、黒ネクタイにワイシャツは白を着用します。

(2)参列者

初七日・四十九日・一周忌

こちらは、通夜・告別式の服装と同じく黒の喪服・略礼服のスーツで参列することになります。
なお、一周忌は、基本的に喪服ですが、何らかの理由で用意できなければ、黒のスーツを着用しても問題はありません。その他、黒ネクタイにワイシャツは白を着用します。

三回忌以降

案内状が届いたら、服装の指定が無ければ平服でも構いません。
ただし、法事の雰囲気に全くそぐわない派手な服装は厳禁です。
服装の指定が無ければ、黒、グレー、濃紺のような地味な色のダークスーツで出席します。その他、黒ネクタイにワイシャツは白を着用します。

足元や靴:黒い革靴

遺族側・参列者側も黒靴に黒靴下となります。革靴はツヤの無いものを選びましょう。

手元:時計・指輪

法事の場にそぐわない派手な時計やベルトのバックル、ブレスレット、ワニやヘビ皮のベルトまたは皮製品を連想させるベルトを身につけることはマナー違反です。ただし、結婚指輪は外す必要はありません。

コート:黒いコート・素材

女性と同様に、冬場での法事に参列する際には毛皮・皮製品のコートやジャケット、ブーツは殺生をイメージするため着用はマナー違反とされます。
毛皮・皮製品ではないコートやジャケットであっても、会場に入る前に脱ぐのがマナーです。

ただし、ブーツは積雪の影響等で着用がやむを得ないこともあります。
そのため、会場に到着する直前に黒い靴に履き替えて参加することをお勧めします。

会場内が寒い場合を想定してアンダーウェアの着用や、使い捨てのカイロを携帯する等、防寒対策をしておきましょう。

学生(中学生/高校生)の服装

中学生・高校生の未成年の場合は、遺族・参列者側も法事に参加する際の服装は同じです。

法事の際は基本的に学生服で参列します。
何らかの事情により制服が用意できない場合には、男子は黒、紺、グレー等のブレザー・ズボン、白いシャツを着用します。
女子は黒、紺、グレー等のブレザーやスカート、ワンピース、白いブラウスを着用します。

また、靴や靴下は共に黒、紺、白のいずれか、スニーカーを履いても構いません。
地味な色の服装であれば喪服の着用は必要ありません。

小学生以下の子供の服装

小学生以下の児童の場合は、遺族・参列者側も法事に参加する際の服装は同じです。
小学校や幼稚園でも制服があれば、基本的に法事に参加する服装は学校指定の制服です。

何らかの事情により制服が用意できない場合には、男児は黒、紺、グレー等のブレザー・ズボン、白いシャツを着用します。

女児は黒、紺、グレー等のブレザーやスカート、ワンピース、白いブラウスを着用します。
また、靴や靴下は共に黒、紺、白のいずれか、スニーカーを履いても構いません。
地味な色の服装であれば喪服の着用は必要ありません。

幼児/赤ちゃんの服装

遺族側で乳幼児も参加する場合は、服装は白で構いません。
用意できるのであれば、グレーのモノトーンや、水色、アイボリー等の服装を着用します。
なるべく、派手な色のものやキャラクターものの服装は避けましょう。

会場に乳幼児を連れてきても大丈夫ですが、長い間じっとしていることが難しいこともあります。途中で席を外す可能性もあることを想定した場所に着席します。

法事での小物・アクセサリー類について

袱紗と数珠

法事に身につけていく小物やアクセサリーは控え目なもので統一します。派手な光沢のあるものは避けましょう。

こちらでは、法事にふさわしい小物やアクセサリーを取り上げます。

かばん/バッグでの注意点

特に女性が持参する際にマナー違反にならないバッグは次の通りです。

黒のフォーマルバッグ

無地で余計な飾りが付いていない地味な印象のバッグを選びましょう。冠婚葬祭両用になっているバッグの場合は、金色の派手なチェーンが付いていることもあるので、あらかじめ目立つ部分は取り外しておきましょう。

サブバッグ

女性は手荷物が多くなる傾向があるので、フォーマルバッグに入りきらない時に活用するのがサブバッグです。黒一色で無地、A4サイズ程度で、爬虫類系の皮やエナメルでなければ失礼になりません。

アクセサリーや手袋の注意点

法事の際は、アクセサリー類は一切身に付けない方が失礼に当たりません。身につける場合には次のような場合に注意します。

ネックレス、イアリング等

パールやオニキス等で一連タイプの品を選びます。ロングネックレス、二連タイプはマナー違反です。イアリングやピアスも石のみで地味なものにします。いわゆる耳たぶからぶら下がっているタイプのものはマナー違反です。

黒手袋

急な葬儀と違って法事の場合は、事前に日程がわかっていますので、ネイルアートは落として参加するようにしましょう。どうしても落とすことができない場合は礼装用の黒手袋で一時的に隠すことはできますが、ラメやストーンがちりばめられたネイルは不適切です。

白手袋はスタッフが着用することが多いので、はめるなら黒手袋が適当です。

黒いエプロン等

女性の場合、葬儀の場ではもとより法事の場で食事の手伝いをする時には、「黒いエプロン」の準備もしておきましょう。黒無地で控え目な、サテン素材の物が適切です。
黒いエプロンは、フォーマルウエアだけではなく衣料品を扱うスーパーなどでも購入することができます。

袱紗(ふくさ)や数珠の注意点

こちらの場合も、派手なもの、目立つものは避けます。袱紗(ふくさ)・数珠は次のものが適切です。

袱紗(ふくさ)

袱紗(ふくさ)とは、香典袋を包んでおくものです。最近では袋タイプになっている品物も多いです。葬儀・法事用は、グレーか紺色の物を、冠婚葬祭両用では紫色が無難です。なお、赤やオレンジはお祝い用になりますので避けましょう。

数珠

法事用に買いそろえる必要は無く、既にお持ちの数珠でも問題ありません。参列する場合は、主催する遺族と宗派が違っても、ご自分の宗派の数珠を持参します。また、数珠を持っていない場合には、一般的な略式数珠でも構いません。略式数珠は、ピンクや赤、光る素材の石などもありますが、法具なので色や素材を問わず使用できます。

ハンカチの注意点

葬儀や告別式の場合と同様に、黒か白のハンカチを持参します。派手な色の柄物は避けましょう。

法事/法要の服装で、よくある疑問/質問

法事・法要は参列者の都合の良い日に合わせて行われますが、季節を問わず執り行われるものです。

暑さまたは防寒対策で会場に持参したものが、マナー違反だったというケースも考えられます。
こちらでは、季節に関係する疑問や質問にお答えします。

寒い日の防寒対策としてタイツで参列しても良いの?

タイツの着用は、法事が行われる気候や土地柄にもよります。念のため、周りの方に聞いてみるべきですが、冬場でそれも寒い時期であるなら、やむを無いと考えて着用しても構いません。

着用するのは黒タイツで控え目なものを選びましょう。

身内だけの場合は平服でも良いの?

遺族側および親類だけでの法事の場合は、話し合いで何を着るべきかを決定しても構いませんが、故人を悼み、お祈りするという意味で、三回忌までは喪服の着用が無難と言えます。

七回忌以降は平服でも構いませんが、派手な服装は避け、控え目な服装を心がけましょう。

香水はつけていても問題ないの?

香水は絶対つけてはならないわけでありませんが、法事の雰囲気にそぐわないきつい匂いの香水は厳禁です。香水はあくまで控えめにつけて、周囲への配慮を心がけましょう。

夏場でも喪服を着て参列しなければならないの?

基本的に夏場でも喪服は着用しなければなりません。
会場ではジャケットの脱ぎ着は可能かと思いますが、周りを確認して対応しましょう。あらかじめ夏用の喪服を買っておいた方が無難と言えます。

女性や、学生の場合は、夏場での肌の露出は避けます。当然、裸足は厳禁です。
平服で参列が可能な場合でも、男性はワイシャツ姿ではなく地味なジャケットを着用し、女性は肌の露出を避けストッキングを着用します。

▼詳しい内容と手配方法▼

まとめ

法事・法要も通夜・告別式と同じく故人を悼む場でありますので、あくまで故人が主役です。
そのため、場の雰囲気を壊す派手な服装やアクセサリー、騒がしい言動は避け、厳かに故人を偲ぶ姿勢が参加する方々には求められています。

最近では四十九日を過ぎた後に、年忌法要は行わず、ホテル等で故人の命日から5周年・10周年と区切りが良い時に、遺族や親類縁者、友人等が集まって会食する形式が増えています。
このような行事に参加する場合であっても同様に、故人・遺族への配慮を心がけましょう。

監修者のコメント

喪服は3シーズン用として市販されているものが多いのですが、現在の日本の気候では、真冬と30度超えの真夏の両方に対応できる喪服は稀です。亡くなる方が多いのが真冬、盛夏時期には新盆があり、夏も冬も着用する機会が必ずありますので、春夏用と秋冬用の2タイプ揃えておくと良いでしょう。

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