全国の葬儀、法事・法要にお坊さん(僧侶)を定額のお布施で手配

9.お悔やみの花

故人を偲び、お供えするお花や花輪など葬儀花に関する解説をします。

 ▼宗教によって異なる供花
仏式、神式

◎よく用いられる花の種類としては、菊、蘭、百合などが一般的。

◎供花に加え、葬儀会場周辺に花輪を飾る地域もあります。

仏式や神式の葬儀においては、菊、蘭、百合といった白いお花が使われるのが一般的です。

祭壇との調和を考慮し、スタンドタイプやフラワーアレンジなどを選択します。

葬儀会場の周辺に花輪を置く地域もあります。関西においては、樒(しきみ)という常緑樹が並べられます。

花輪を含めた葬儀花全般に言えることですが、昨今で白を基調としつつも色のついた花も入れる傾向が増えてきています。

キリスト教式

◎仏教式における焼香はなく、代わりに献花が行なわれます。

◎供花とするのは生花のみです。花輪や造花は使いません。

キリスト教式のお葬式においては、供花とするのは生花のみです。花輪や造花は使いません。

白い花、特に百合を使うのが通例です。但し、故人の愛したお花があれば、その花を供花とすることができます。

仏教式では菊がよく使われますが、キリスト教式においては洋花を用いるのが一般的です。

棘がある薔薇の花は使われません。

キリスト教式のお葬式においては、焼香が行なわれません。その代わりとして、献花というものがあります。

献花とは、会場に用意されているお花を献花台に捧げる儀式であり、葬儀ミサ後の告別式で実施されるものです。参列者や団体が故人を偲んでお備えする供花とは別になります。

▼供花の手配

訃報を聞いたら、供花は迅速に手配します。

お通夜であれば当日の午前中まで、お葬式であれば前日のうちに到着するよう手配したいものです。

供花や香典、お供え物のうち、いずれか1つを贈れば良いというのが通例ですが、故人と特に親しいお付き合いをされていた方の場合には、香典と共に供花をお贈りするケースもあります。

 

お花を手配する際には、生花店や葬儀会社に以下の情報を連絡します。

確認事項
注文のワンポイント
日時

○月○日○○時より

式場

式場の名前
住所
電話番号も忘れずに。
通夜やお葬式の会場が、故人のいらっしゃるご自宅の場合には、そのことを連絡しておきます。

花の内容

1. スタイル

 

・スタンド(お花を専用のスタンドに飾るタイプ)

・アレンジ(アレンジメントフラワー。下に直接置くタイプ)

・花輪(会場によっては飾れない場合もあります。前もって葬儀会社に確認を取ってから手配しましょう。キリスト教式では、花輪は飾りません。)

・鉢植え(この場合、お葬式が完了してからお贈りします。式が全て終わった後で遺族が寂しくならないようにという意味があります。)

・花束(キリスト教式に限り、贈られることがあります)

・樒(しきみ)…関西の仏式で飾られます。

2.花の種類

 

・個人が愛したお花など、希望がある場合には生花店に伝えます。特になければ、お任せすることもできます。

3.数量

 

▼数え方
供花や花輪は1つで一基、2つで一対と数えます。
一般的に贈るのは一基のみです。

喪家の情報

故人及び喪主の名前

贈り主の情報

 

供花については、生花や花輪を問わず芳名名札を付けるのが通例です。贈り主の名前の表記方法について考えておきましょう。
遺族が贈る際の表記方法としては「子供一同」などもよく使われます。
贈り主が会社であれば、社名と代表者名を記載します。
キリスト教式でプロテスタントの場合、贈り主の名前は表記しません。封筒に名前を書いたカードを封入し、お花に添えます。

 

芳名名札の例
※ページの構成上の問題で横書きにしていますが、通常は縦書きにします。

書き方見本

解説

子供一同

故人の子供達が合同で供花代を出して贈る際に使われる表記です。一人一人の名前は書かないのが通例となります。

○○○○株式会社
代表取締役 □山□郎

故人や喪主、遺族の勤務先、及び取引先などが贈る際に使われる表記です。

○○○○株式会社
広報部一同

故人や喪主、遺族の同僚などが贈る場合に使われる表記です。

□田□男
△木△子
○本○太

連名で贈る際に使われる表記です。連名で氏名を書いて出せるのは、3名くらいまでとされます。

□田□男
ほか5名

連名で贈りたいけれど人数が多い場合、代表者の氏名のみを表記します。他のメンバーについては氏名を書いたカードを封筒に入れ、お花に添えます。

供花の相場・値段・予算

 

供花の値段については、15,000円~20,000円程度が相場とされています。
おおよそ30,000円程度のものを贈るのが通例です。
供花をインターネットで手配する際には、葬儀会場近辺の生花店が配送するため、送料は発生しないのが一般的となっています。

その他

▼支払方法
供花を注文する時に、支払方法を決定します。インターネットを介しての注文では、クレジットカード払いや銀行振り込みが多いようです。

▼宗教・宗派
喪家の宗教及び宗派が分かっている場合には、供花を注文する時に生花店に伝えておきましょう。供花の選び方や贈り方(芳名名札の有無や付け方など)には宗教・宗派独自のルールがありますので、お任せすることができます。

 

▼供花や花輪の並べ方

葬儀・告別式会場に届けられた供花は、故人と関係が深い順に配置されます。祭壇に最も近い場所に飾られるお花は、近親者から贈られたものになります。

一対で贈られた供花については、左右対称に並べられます。一基の場合には、関係が深い方のお花から両側に交互に並べられていきます。

花輪については、会場の外に飾られるのが一般的で、会場内にはスタンドやアレンジの供花が飾られます。

 

▼供花が贈られた際のお礼

葬儀・告別式会場に供花や花輪が届けられた際には、迅速に、なるべく早い時期に感謝の気持ちを先方にお伝えしましょう。お礼状の例文は以下の通りです。

ページ構成の都合上、横書きにしています。作成の際は縦書きにしてご利用下さい。

拝啓 このたびは 亡祖父○○○○(故人の氏名)儀 葬儀に際しまして
ご多用中にもかかわらずご鄭重なるご厚志を賜り心より厚くお礼申し上げます
★↓は、状況によって使い分けます
(★○○○は祖父が生前愛していた花です
   ○○(贈り主名)様のお心遣いに祖父も心から喜んでいることと存じます)
お蔭をもちまして葬儀を滞りなく済ませることができました 茲に生前のご厚情に深謝して喪心よりお礼申し上げますとともに、今後も変わらぬご指導を賜りますようお願い申し上げます 略儀ながら書中をもちましてお礼申し上げます

     敬具    

  平成××年××月××日

○○○○(贈り主の氏名)様

〒□□□-□□□□□ 住所
○○○○(喪主氏名)
親族一同

 [お返し]

供花が故人の親族以外の方から贈られた場合、もしくは通夜や葬儀への列席ができなかった方から贈られた場合には、お礼状と共にお返しの品をお送りします。

[お返しの相場]

お返しの品における金額は、頂いた供花の金額の1/3~半額程度がおおよその相場となります。後に残らない生活消耗品や食品を選ぶのが通例ですが、最近ではタオルなどの実用品もよく贈られます。

[香典返し]

通夜や葬儀に参列頂いた方から供花が贈られた場合には、香典返しの時期に合わせてお礼状と共にお返しをお送りしましょう。

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