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12.ご焼香の作法・各宗派による違い

宗派によって違いが見受けられるのが焼香の作法であり「喪家の宗派の作法に則って行なうべきだ」とする考え方もあります。

一方「自分自身の宗派の作法で行なえば良い」とする考え方もあり、寺院の僧侶などがこういった助言をされる場合もありますが、やはりご遺族をはじめ他の列席者に対して不快感を与えてしまう可能性も否定できません。

通夜や葬儀、各種の法事・法要といった儀式で最も大切なのは、故人の冥福を祈る気持ちであり、細かな作法にこだわる必要はないのかもしれません。しかし、作法をきちんと修得しておけば、ご遺族や他の列席者の心を乱すことはありませんし、自分自身も安心して焼香に臨めることでしょう。これもまた、大切なことです。

ここでは、主な宗派における焼香の作法について解説していきます。

宗派
焼香の作法

線香における焼香方法

抹香における焼香方法

臨済宗

●1本を用いる

●抹香をつまみ、額の位置まで掲げ、香炉に落とす動作を1回行なう。

真言宗

●バラバラに離して3本を用いる

●抹香をつまみ、額の位置まで掲げ、香炉に落とす動作を3回繰り返す。

曹洞宗

●1本を用いる

●抹香をつまみ、額の位置まで掲げ、香炉に落とす動作を1回行ない、2回目は抹香をつまんだらそのまま香炉に落とす。

浄土真宗大谷派

●1本の線香を2つに折り、火をつけずに立てる

●抹香をつまみ、そのまま香炉に落とす(額の位置まで掲げない)動作を2回行なう。

日蓮宗

●1本を用いる

●抹香をつまみ、額の位置まで掲げ、香炉に落とす動作を1回(もしくは3回)行なう。

日蓮正宗

●1本の線香を2つに折り、火をつけずに立てる

●抹香をつまみ、額の高さまで掲げ、香炉に落とす動作を3回(もしくは1回)行なう。

浄土宗

●1本の線香を2つに折って用いる

●抹香をつまみ、額の位置まで掲げ、香炉に落とす動作を3回行なう。

浄土真宗大谷派

●2本の線香を2つに折り、火をつけずに立てる

●抹香をつまみ、そのまま香炉に落とす(額の位置まで掲げない)動作を2回行なう。

浄土真宗

●1本の線香を2つに折り、立てずに火をつけて寝かせる

 

浄土真宗本願寺派

●抹香をつまみ、そのまま香炉に落とす(額の位置まで掲げない)動作を1回のみ行なう。

真宗

 

●抹香をつまみ、そのまま香炉に落とす(額の位置まで掲げない)そのまま香炉に落とす動作を1回のみ行なう。

天台宗

●3本の線香を用いる。

●抹香をつまみ、額の位置まで掲げ、香炉に落とす動作を3回行なう。

 

3.仏教式以外の場合……神式・キリスト教式のお葬式について

数珠、線香(抹香)を用いるのは、仏教式のみです。
お焼香の代わりとなるのが、神式においては「玉串奉奠」、キリスト教式ではカトリック・プロテスタントを問わず「献花」です。

◎玉串奉奠(たまぐしほうてん)とは……神道の儀式において、神前に玉串を捧げる儀式を言います。

※ワンポイント知識……「玉串」とは、榊など常緑木の枝に、幣(ヌサ)と呼ばれる紙垂(シデ)を付けたもの、もしくは木綿(ユウ)を付けたもので、神前に捧げるお供えです。神道においては、葬儀のみならず結婚式など様々な神事でこの玉串が用いられます。葬儀の場では、仏教における線香と同じ意味を持ち、遺族や参列者によって神前に捧げられます。

◎献花……キリスト教式においては、焼香や玉串奉奠の代わりに白いお花を霊前に捧げます。用いるのは生花のみです。

 

ポイント






1最初に、身を清めます。
柄杓に水を酌み、先に左手、次に右手の順でかけ、その後左手で水を受けて口を漱きます。懐紙で口を拭きます。

2.祭壇より数歩手前で立ち止まり、遺族及び神官に向けて一礼します。

3.神官より両手で玉串を受け取ります。右手で根元を持ち、左手で葉の方を持ちます。右手が上、左手が下にくるようにします。そのまま祭壇前まで進み、一礼します。

4.右手にある根元を自分の正面にくるよう玉串を時計回りに半回転させます。左手は、下から葉を支えるようにして神前に差し出します。

5.故人の冥福を祈って、額の近くまで玉串を掲げます。

6.玉串を元の位置に戻し、今度は右手に葉が、左手に根元がくるように持ち替え、もう一度時計回りに半回転させます。

7.祭壇の方に根元が向け、一歩前に出ます。玉串を胸の高さまで掲げ、玉串案の上に置きます。

8.2~3歩ほど後方に下がり、2回礼をします。その後、音をたてないように柏手(2拍手)を打ち、丁寧に一礼します。
この動作は神式における全ての儀式に共通するもので「二礼、二拍手、一礼」と呼ばれます。なお、音を立てないよう行なう柏手は「忍び手」と呼ばれるもので、こちらも神式の葬儀などでは欠かせないものです。

9.そこからさらに2~3歩後ずさりし、神官と遺族に一礼します。向きを変えて自分の席に戻ります。

 










1.花が付いている方が左になるよう、献花用のお花を両手で受け取ります。

2.胸の位置で花を両手で持ち、献花台の前まで進んで一礼します。

3.お花を逆時計回りに半回転させ、花が付いている方を自分に向けます。両手で持った状態で献花台に捧げます。

 

4.2~3歩後ずさりし、一礼します。この時、あなた自身がカトリック信者の場合には、十字を切ります。
遺族に一礼し、向きを変えて自分の席に戻ります。

 
 

 

 

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