全国の葬儀、法事・法要にお坊さん(僧侶)を定額料金で手配

7.一周忌

ここでは、一周忌の準備や流れ、マナー等についてご紹介していきます。

 一周忌とは、逝去したのと同じ月日(祥月命日・しょうつきめいにちと言います)に当たる、ちょうど1年目に行なわれる年忌法要を「一周忌」と呼びます。一周忌には、僧侶による読経を終えた後に焼香があり、最後にお斎がもてなされます。

 ▼一周忌について

亡くなってから四十九日までは七日ごとに法事・法要が営まれます。これを「追善法要」と呼び、その後の一年毎に開催される法要については「年忌法要」と言います。

逝去したのと同じ月日(祥月命日・しょうつきめいにちと言います)に当たる、ちょうど1年目に行なわれる年忌法要を「一周忌」と呼びます。一周忌には、親族だけでなく知人や友人も列席します。

[一周忌に行なわれる主な行事]

お墓参り

 

納骨式

四十九日に行なわれるケースが大半です(次に多いのが百か日法要)。
遅くとも三回忌までに納骨を済ませます。

一周忌法要

 

お斎(おとき)

法要では、僧侶による読経が行なわれた後に焼香があり、最後に会食がもてなされます。この会食が「お斎(御斎)」です。お斎は、僧侶や列席者への感謝の気持ちを表すお膳であり、皆で食事を共にすることで思い出を語り合い、故人を偲ぶ意味もあります。

 

日取り決めの際、法事・法要を行なう予定の日が平日となる場合には、直前の土曜日もしくは日曜日にずらすのが通例ですが、一周忌法要に関してはなるべく同月同日に実施します。

百か日以前の追悼法要については、亡くなった日を1日目とします。
一周忌法要のみ一年目に営まれますが、それ以後の1年ごとの年忌法要については「年数-(マイナス)1年」と数えて実施されます。

[服装 遺族]

・三回忌までは、原則的に服装は喪服になります。七回忌を過ぎれば略式喪服、あるいは黒やグレーなどの服装で結構です。

[服装 参列者]

・参列者については、初七日から四十九日までの期間は略式喪服、一周忌以降の年忌法要に関しては略式礼装または黒やグレーなどの服を着用します。七回忌を過ぎれば、地味なものなら平服で結構です。

[用意するもの]

・遺族…返礼品を準備します。返礼品には、お土産の意味ともう一つ、参列者から頂いた香典へのお返しという意味も含まれています。

・読経をして頂いた僧侶には、御布施をお渡しします。自宅で法要を営む際には、御布施だけでなくお車代も準備します。

 ・列席者…「御供物料(御仏前・御香料など)」を準備します。

▼法事・法要の準備

1周忌法事・法要の準備(遺族)

日取りを決定し、寺院や返礼品、食事(お斎)の手筈を整えます。

項目

一周忌に準備するもの

1.日程を決める

・百か日以前の追悼法要については、逝去した日を1日目として数えるのが通例です。
なお、一周忌のみ満1年目に営まれますが、その後の年忌法要は「亡くなってからの年数-(マイナス)1年」と数えて実施されます。つまり、三回忌は満二年、七回忌は満六年ということです。

・法事・法要が平日に当たる場合には、直前の土曜日もしくは日曜日にずらすのが通例です。

2.場所を決める

・自宅、寺院、会場など、どういった場所で営むのかを決定します。

・読経を行なう会場と、法事終了後に食事をする会場とを別にするケースもあります。

・お祝いの意味がある伊勢海老や鯛といった食材は避けるべきですから、料理を手配する時には法事で利用する旨を伝えておきましょう。

3.料理の手配をする
4.お寺への連絡

・会場と日取りが定まったら、迅速に菩提寺へ連絡を入れます。
・先祖代々の墓がある寺院のことを菩提寺と言います。菩提寺がない場合には、葬儀でお世話になった寺院にお願いするのがスムーズです。

5.案内状の手配

・親族のみで実施する場合ならば電話連絡でも可です。

・ビジネス関係などで営む場合には、往復はがき、もしくは返信用のはがきを入れた封書などで案内状を送付し、出欠を伺います。

6.返礼品の手配

・法事の返礼品における熨斗の水引は、黒白あるいは双銀の結び切りを用います。
・返礼品の品物としては、生活実用品や食品など形が残らない消耗品を選びます。遠くより足を運ばれる方もいらっしゃいますから、重くてかさ張るものは避けましょう。現在ではカタログギフトの利用も多くなっています。不祝儀専用のカタログを揃える店舗も見受けられます。予算的には2,000円から5,000円ほどが相場です。

・返礼品における熨斗の表書きは「祖供養」「志」、黒白もしくは双銀の結び切りを使うのが通例です。

・法事終了後、会食(お斎)を行なわない場合には、折詰のお弁当と日本酒の小瓶を手配し、返礼品と共に参列者へお渡しします。

7.お布施などを用意しておく

・僧侶にはお礼を用意しますが、法要後の会食(お斎)に同席頂ける場合にお渡しするのは「御布施(または御経料)」と「お車代」です。
一方、会食を遠慮されるようであれば「御布施(または御経料)」と「お車代」の他に「御膳料」も添えてお渡しします。

・法事における御布施の金額相場
・金額の目安は以下の通りです(平成19年12月現在)
御布施(または御経料)は、約30,000円。

お車代は、5,000円~10,000円程度。
御膳料は、5,000円~20,000万円程度。

・御布施の表書きに用いる墨について
御布施を入れる封筒の表書きには、薄墨ではなく通常の濃い墨を用います。
半紙で中包みをし、さらに奉書紙を使って慶事の上包みを施すのが最も丁寧な形式とされますが、市販の白封筒でも結構です。郵便番号欄が印刷されていない、無地の封筒を使いましょう。
封筒を直接渡すのではなく、小さな「おぼん」に載せた状態で僧侶に差し出します。「おぼん」も忘れず準備しましょう。

8.墓石、墓地

法事と納骨を同時に行なうケースもあります。寺院や墓地、石材店などの手配だけでなく、スケジュールについても確認をとっておくと良いでしょう。

 

▼法事・法要の流れ

法事・法要の流れ、法事の仕方 参列者

法事・法要の流れに決まった型はありませんが、典型的な例について解説していきます。
一周忌法要において施主が行なう挨拶についても、以下で解説しています。

項目

 法要の仕方、仏式の作法など

1.僧侶入場

お仏前に僧侶が座る場所を用意しておきます。
遺族は、故人との関係が深い人ほど前の方に座ります。お仏前中央にあたる僧侶の真後ろには、施主が着席します。
僧侶が来たら、お仏前の中央にお招きします。

2.施主の挨拶
(一周忌の挨拶)

[施主の挨拶例]
「本日は、ご多用のところご列席くださいまして、誠にありがとうございます。それでは、これより○○○○(戒名)の一周忌の法要を執り行ないたいと思います。
(僧侶に顔を向けて) それでは、よろしくお願いします。」
開始の挨拶は、上記のように簡潔に行ないます。

3.僧侶の読経

 

4.焼香

施主から始め、前の方に座っている方から順に焼香を行ないます。

5.法話

 

6.僧侶退場

僧侶が退場される際に「御布施」と「お車代」と「御膳料」をお渡しします。但し、法要後の会食(お斎)に僧侶が同席される場合には、ここでの退場はなく「御膳料」は必要ありません。「御布施」と「お車代」を包んで会食(お斎)後にお渡しします。
僧侶がお斎を遠慮されるようであれば「御布施」「お車代」の他に「御膳料」もお渡しします。

封筒を直接渡すのではなく、小さな「おぼん」に載せた状態で僧侶に差し出します。「おぼん」も忘れず準備しましょう。

7.墓参り

墓地が遠方であれば、行ないません。

8.施主の挨拶
(一周忌挨拶)

[施主の挨拶例]
「本日は、ご多用のところご列席頂き、誠にありがとうございました。父の一周忌の法要に、このような多くの方々にお越し頂いて、故人もきっと喜んでいることと思います。
皆様方には今後も故人同様お付き合い頂き、ご支援の程よろしくお願い申し上げます。
心ばかりではございますが、別室にてお膳をご用意させて頂きました。お時間が許します限り、ごゆっくりくつろいでいらして下さい。本日は誠にありがとうございました。

 

▼法要のあとの会食「お斎(おとき)」

法要終了後の会食を「お斎(おとき)」と言います。

お斎については、9.お斎(おとき)にて詳しく解説していきます。

▼納骨(のうこつ)

通常、納骨は一周忌までに営まれます。四十九日法要と一緒に実施されることが大半です。

 

▼一周忌の服装と持参する不祝儀(香典)

仏教においては、四十九日以降は熨斗袋の表書きが変わるのが特徴です。

四十九日が過ぎてから行なわれるのが一周忌ですから、不祝儀を送る際には熨斗袋の表書きは「ご霊前」から「御仏前(御佛前)」へと変化します。

 

一周忌に招かれたら(一周忌法要)

一周忌の作法について。服装や熨斗の表書きについて、準備するものなど簡単に解説します。

項目
 一周忌の作法など
1.お香典袋(不祝儀の熨斗袋)の表書き

◎仏式の場合(一周忌と呼称)

熨斗袋の表書きは「御仏前(もしくは御佛前・御供物料)」

◎神式の場合(一年祭と呼称)

熨斗袋の表書きは「「御神前(もしくは御玉串料)」

◎キリスト教式の場合
年忌はありませんが、節目となる一年後には故人を偲ぶ会が営まれるケースも多く見受けられます。
熨斗袋の表書きは「御花料」となります。水引は用いません。

表書きの下には、氏名を記載します。
夫妻で贈る場合には夫の氏名だけで構いませんが、故人と縁の深かった場合には、連名にします。夫の氏名を中央に記載し、その左側に妻の名前のみを記します。

2.水引

◎仏式・神式の場合
水引は黒白ではなく、双銀や藍銀、あるいは黄白の結び切りを用います。

3.熨斗袋へのお金の入れ方とお金の向き

熨斗袋にお金を封入する際、お札の向きについては諸説あります。
人により考え方は違いますが、一般的には以下のようにすれば失礼には当たらないと解釈できると思います。

「お札が複数枚になる場合は、全ての向きが同じになるよう揃えて入れる」
「新札は不祝儀には不向きという考え方が一般的です。もし新札しか用意できなかった場合には、折り目をつけてから入れましょう」
「だからと言って、汚れがひどいものやヨレヨレのお札は失礼になりますので使用しません」
「4枚は死を、9枚は苦をイメージさせるため、忌み嫌われます。気を付けましょう」

お札の入れ方については、故人を偲ぶ気持ちを尊重し、ご遺族に不快な感情を与えなければ良いものと考えれば良いでしょう。但し、熨斗袋を選ぶ際には、中身の金額に相当するものかどうかを考えなければなりません。熨斗袋だけが立派になりすぎてはいけないのです。

4不祝儀袋の出し方

熨斗袋は「ふくさ」に包んでいくのが正式な礼儀とされます。ふくさを持っていない場合には、白もしくは黒、グレーといったハンカチを代わりに使うことも可能です。明るい色のふくさは使用しません。

(1)台の上に◆の形状になるよう、ふくさを広げます。
留め具が付いているふくさの場合、留め具が左側になるよう配置します。

(2)ふくさの真ん中に熨斗袋を載せます。
自身から見て正面から表書きが読めるよう配置します。

(3) 右→下→上→左の順に折って包みます。

(4)受付でお渡しする時には、ふくさから熨斗袋を取り出し、受付の方から見て正面から表書きが読めるよう向きを変えてから差し出します。

「心ばかりではありますが、どうぞお供え下さい」などと一言かけるようにしましょう。

5.服装

一周忌においては、遺族・親族の服装は喪服となるのが通常です。したがって、原則的に黒のスーツの黒のネクタイ、黒の靴下となります。
女性は黒地に無地のワンピースやアンサンブルに同じく黒無地のストッキングと靴になります。アクセサリーは真珠の一連のネックレスです。
一周忌の参列者については、喪服あるいは略式喪服でも可で、ネクタイは原則的に黒です。
学生であれば、制服を着用します。
制服がない場合や、お子様については、白いブラウス・シャツに黒や紺、グレーのズボン・スカートを着用します。

お手伝いをされる際には、白や黒の無地のエプロン(なければ地味な色調の無地でも可)を使用します。葬式用エプロンというものの販売もされています。

6.一周忌のお供えものを手配する場合

一周忌に贈るお供え物の熨斗紙は「御供」などの表書きになります。
双銀、藍銀、黄銀、黄白の水切りで結び切りがあるものを用います。

7.不祝儀の金額のめやす(香典費用)

熨斗袋に入れる不祝儀の金額については、故人や遺族とどれほどの関わりがあったかによって変わってきます。おおよその相場としては、5,000円~10,000円のケースが多いようです。

僧侶による読経が行なわれた後にお斎が振る舞われることがあるので、香典についてはその分を配慮しましょう。

 

【ワンポイント知識】

「一周忌法要」のことを「一回忌法要」などと表すことがありますが、通常は「一回忌」ではなく「一周忌」という表現を用いられます。また「1周期」「一周期法要」といった表記も正式なものではありません。法要の案内状をご自身で作られる場合には、注意しましょう。

 

 

 

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