全国の葬儀、法事・法要にお坊さん(僧侶)を定額のお布施で手配

8.お斎(おとき)

ここでは、お斎の流れや作法について解説していきます。

お斎とは?

仏 教式においては、法事・法要で僧侶による読経が終了した後に会食がもてなされます。これが「お斎(御斎)」です。僧侶や参列者に対する感謝の思いを示した お膳であり、参列者全員で思い出話をして故人を偲ぶ目的もあります。

法事・法要の準備

法事・法要を実際に営む際に行なわなければならない準備について、以下で解説していきます。

大勢の方に足を運んでいただいて執り行なわれるような法事では、寺院や葬儀会社と相談の上で準備を進めていかれることをお勧めいたします。三回忌以降は、遺族や親族のみで営まれることが大半です。

法事・法要の準備(遺族)

日取りを決定し、寺院や返礼品、食事(お斎)の手筈を整えます。

項目
準備するもの
1.日程を決める

・百か日以前の追悼法要については、逝去した日を1日目として数えるのが通例です。
なお、一周忌のみ満1年目に営まれますが、その後の年忌法要は「亡くなってからの年数-(マイナス)1年」と数えて実施されます。つまり、三回忌は満二年、七回忌は満六年ということです。

・法事・法要が平日に当たる場合には、直前の土曜日もしくは日曜日にずらすのが通例です。

2.場所を決める

・自宅、寺院、会場など、どういった場所で営むのかを決定します。

・読経を行なう会場と、法事終了後に食事をする会場とを別にするケースもあります。

・お祝いの意味がある伊勢海老や鯛といった食材は避けるべきですから、料理を手配する時には法事で利用する旨を伝えておきましょう。

・お斎(会食)における金額(お斎代)の目安は以下の通りです。

お斎の金額相場は?
・初盆や一周忌に該当する法事で、遺族の他にも友人・知人が列席する場合には、5,000円~10,000円程度(地域により3,000~10,000円)が目安です。

・寺院でお斎まで準備頂ける場合もありますが、寺院で法要のみを済ませ、周辺の飲食店でお斎を依頼することも多いです。この場合のお斎代は3,000円~10,000円となります。

なお、ホテルでお斎を行なう場合には、8,000円~12,000円程度を要します(地域により6,000~10,000円くらい)。
・三回忌以降の法事、もしくは親族のみの法要を自宅で営む場合であれば、仕出し弁当等の利用で3,000円~5,000円程度になります。
※金額には地域差があります。

3.料理の手配をする
4.お寺への連絡

・会場と日取りが定まったら、迅速に菩提寺へ連絡を入れます。
・先祖代々の墓がある寺院のことを菩提寺と言います。菩提寺がない場合には、葬儀でお世話になった寺院にお願いするのがスムーズです。

5.案内状の手配

・親族のみで実施する場合ならば電話連絡でも可です。

・ビジネス関係などで営む場合には、往復はがき、もしくは返信用のはがきを入れた封書などで案内状を送付し、出欠を伺います。

6.返礼品の手配
(引出物)

・法事の返礼品における熨斗の水引は、黒白あるいは双銀の結び切りを用います。
・返礼品の品物としては、生活実用品や食品など形が残らない消耗品を選びます。遠くより足を運ばれる方もいらっしゃいますから、重くてかさ張るものは避け ましょう。現在ではカタログギフトの利用も多くなっています。不祝儀専用のカタログを揃える店舗も見受けられます。予算的には2,000円から5,000 円ほどが相場です。

・返礼品における熨斗の表書きは「祖供養」「志」、黒白もしくは双銀の結び切りを使うのが通例です。

・法事終了後、会食(お斎)を行なわない場合には、折詰のお弁当と日本酒の小瓶を手配し、返礼品と共に参列者へお渡しします。

7.お布施などを用意しておく

・僧侶にはお礼を用意しますが、法要後の会食(お斎)に同席頂ける場合にお渡しするのは「御布施(または御経料)」と「お車代」です。
一方、会食を遠慮されるようであれば「御布施(または御経料)」と「お車代」の他に「御膳料」も添えてお渡しします。

・法事における御布施の金額相場
・金額の目安は以下の通りです(平成19年12月現在)
__御布施(または御経料)は、約30,000円。
__お車代は、5,000円~10,000円程度。
__御膳料は、5,000円~20,000万円程度。

・御布施の表書きに用いる墨について
御布施を入れる封筒の表書きには、薄墨ではなく通常の濃い墨を用います。
半紙で中包みをし、さらに奉書紙を使って慶事の上包みを施すのが最も丁寧な形式とされますが、市販の白封筒でも結構です。郵便番号欄が印刷されていない、無地の封筒を使いましょう。

8.墓石、墓地

法事と納骨を同時に行なうケースもあります。寺院や墓地、石材店などの手配だけでなく、スケジュールについても確認をとっておくと良いでしょう。

 

3.法事・法要の流れと作法

法事・法要を行なう当日には、準備を整えた状態で僧侶を迎え入れます。大勢の方に足を運んでいただいて執り行なわれるような法事では、寺院や葬儀会社と相談の上で準備を進めていかれることをお勧めいたします。

法事・法要の流れ

法事・法要の流れに決まった型はありませんが、典型的な例について解説していきます。

項目
 仏式の法事・法要の作法など
1.僧侶入場

お仏前に僧侶が座る場所を用意しておきます。
遺族は、故人との関係が深い人ほど前の方に座ります。お仏前中央にあたる僧侶の真後ろには、施主が着席します。
僧侶が来たら、お仏前の中央にお招きします。

2.施主の挨拶

[施主の挨拶例]
「本日は、ご多用のところご列席くださいまして、誠にありがとうございます。それでは、これより○○○○(戒名)の○○回忌(○○日)の法要を執り行ないたいと思います。
(僧侶に顔を向けて) それでは、よろしくお願いします。」
開始の挨拶は、上記のように簡潔に行ないます。

3.僧侶の読経

 

4.焼香

施主から始め、前の方に座っている方から順に焼香を行ないます。

5.法話

 

6.僧侶退場

僧侶が退場される際に「御布施」と「お車代」と「御膳料」をお渡しします。但し、法要後の会食(お斎)に僧侶が同席される場合には、ここでの退場はなく「御膳料」は必要ありません。「御布施」と「お車代」を包んで会食(お斎)後にお渡しします。

7.墓参り

墓地が遠方であれば、行ないません。

8.施主の挨拶

[施主の挨拶例]
「本日は、ご多用のところご列席頂き、誠にありがとうございました。父の一周忌の法要に、このような多くの方々にお越し頂いて、故人もきっと喜んでいることと思います。
皆様方には今後も故人同様お付き合い頂き、ご支援の程よろしくお願い申し上げます。
心ばかりではございますが、別室にてお膳をご用意させて頂きました。お時間が許します限り、ごゆっくりくつろいでいらして下さい。本日は誠にありがとうございました。

 

4.法要後の会食「お斎(おとき)」全体の流れ、施主の挨拶例

お斎とは、法事終了後にもてなされる会食のことです。

お仏前に一番近い席を僧侶の席とし、ここを中心に席順を配置します。

お斎を省く際には、法事終了の挨拶を行なう際にその旨を告げ、予め準備しておいた折詰のお弁当と日本酒が入った小瓶を返礼品と共にお渡しします。

 なお、お斎は全ての法要で実施しなければならないものではありません。

お斎の日程の一例を以下で解説します。

 ・初七日(還骨法要と同時に実施します)

 ・二七日(になのか)~六七日(むなのか)については、遺族のみで執り行ない、お斎はありません。

 ・四十九日は、僧侶を招いて法要と納骨、お斎を実施します。

 ・百か日は遺族のみで執り行ない、お斎はありません。

 ・初盆は僧侶を招いて法要及びお斎を実施します

 ・一周忌は、僧侶を招いて法要及びお斎を実施します

 ・年忌法要(三回忌、七回忌、十三回忌、十七回忌、二十七回忌、三十三回忌)

 など、大きな節目となる時には僧侶を招いて法要及びお斎を実施します

日取り決めの際、法要を行なう予定の日が平日となる場合には、直前の土曜日もしくは日曜日にずらすのが通例です。

 ※ワンポイント知識……お斎の由来は?
お斎の「斎」という字は仏教の用語「斎食(さいじき)」からきています。これは、正午や決まった時刻にとる食事を指す言葉ですが、法要などを執り行なった際の食事という意味も含まれます。お斎と表記する場合には「おとき」と読みます。

お斎(おとき)

法事・法要の流れに決まった型はありませんが、典型的な例について解説していきます。

項目
説明
1.施主の挨拶
(僧侶の読経が済んだら)

僧侶の読経が済んだら、施主はお礼を述べ、食事のご案内をします。

[施主の挨拶の例]
「本日は、ご多用のところご列席頂き、誠にありがとうございました。父の一周忌の法要に、このような多くの方々にお越し頂いて、故人もきっと喜んでいることと思います。
皆様方には今後も故人同様お付き合い頂き、ご支援の程よろしくお願い申し上げます。
心ばかりではございますが、別室にてお膳をご用意させて頂きました。お時間が許します限り、ごゆっくりくつろいでいらして下さい。本日は誠にありがとうございました。

[お斎を行なわない場合]
本日は、ご多用のところご列席頂き、誠にありがとうございました。父の一周忌の法要に、このような多くの方々にお越し頂いて、故人もきっと喜んでいることと思います。

誠に恐縮ではありますが、本日はこれにてお開きとさせて頂きます。
ご多忙中にもかかわらず足を運んで頂き、本当にありがとうございました。
何のおもてなしもできませんでしたが、ささやかながら折詰をご用意いたしましたので、どうぞお持ち帰りください。
今後ともどうかご指導のほどよろしくお願い申し上げます。

2.会食

正式には精進料理をお出しするものでしたが、最近ではそういった形式へのこだわりがなくなってきています。ホテルでの会食や仕出し弁当など、列席者に合わせたスタイルが増えてきています。

お祝いのイメージがある鯛や伊勢海老は法事には不向きです。注文をする時には法事で利用する旨を伝え、メニューを確認しておくと安心です。

[お斎・会食の際の席順]
・お斎には、故人を偲ぶ意味があるのはもちろん、はるばる足を運んで頂いた列席者への感謝の気持ちを表す意味もあります。席順としては、一番上座が僧侶、そして僧侶をもてなす喪主がその隣となり、他の遺族は上座の席に着きます。
他に会場を用意して行なう場合には、会場の準備や席順の案内は係員にお任せできますが、自宅などで実施する際には僧侶や列席者に失礼にならぬよう覚えておきましょう。

3.返礼品

お開きの時間が迫ってきたら、返礼品を参列者のお膳の前に配布していきます。この場合、最初にお渡しするのは僧侶です。

列席者が大勢になるケースでは、事前にお膳の横に置いておくのも一つの手で、無礼には当たりません。

別に会場を用意して実施する際には、スタッフに準備を任せる事になるため、返礼品は事前に置いておくのか、それともお開きの時間が迫ってくるのに合わせて配布して頂くのか、相談して決めておきましょう。

4.僧侶退場

・僧侶にはお礼を用意しますが、法要後の会食(お斎)に同席頂ける場合にお渡しするのは「御布施(または御経料)」と「お車代」です。
一方、会食を遠慮されるようであれば「御布施(または御経料)」と「お車代」の他に「御膳料」も添えてお渡しします。

・法事における御布施の金額相場
・金額の目安は以下の通りです(平成19年12月現在)
__御布施(または御経料)は、約30,000円。
__お車代は、5,000円~10,000円程度。
__御膳料は、5,000円~20,000万円程度。

御布施を入れる封筒の表書きには、薄墨ではなく通常の濃い墨を用います。
半紙で中包みをし、さらに奉書紙を使って慶事の上包みを施すのが最も丁寧な形式とされますが、市販の白封筒でも結構です。郵便番号欄が印刷されていない、無地の封筒を使いましょう。
封筒を直接渡すのではなく、小さな「おぼん」に載せた状態で僧侶に差し出します。「おぼん」も忘れず準備しましょう。

[僧侶に御布施をお渡しする際の挨拶例]

この度は、お心のこもったお勤めを頂きまして、ありがとうございました。些少ではございますが、ほんの御礼でございます。どうぞお納めください。今後とも、どうかよろしくお願い申し上げます。

5.お開き

施主の挨拶をもって、お開きとなります。

【施主の挨拶例】
皆様、この度はご多忙中のところ最後までおつき合い頂きましてありがとうございました。以上をもちまして、お開きとさせて頂きたいと存じます。
今後とも、どうか変わらぬご指導のほどよろしくお願い申し上げます。
本日は誠にありがとうございました。

 

 

 

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