全国の葬儀、法事・法要にお坊さん(僧侶)を定額料金で手配

初盆・新盆の法事・法要の準備

更新日
2017/10/06
カテゴリ
お盆

告別式を終えて四十九日が経ち、初めて迎えるお盆のことを「初盆(はつぼん)」もしくは「新盆(にいぼん)」と言います。四十九日よりも先にお盆が来る場合は、翌年を初盆とします。
初盆では、親族のみならず知人や友人も参列し、お坊さんの読経や一同による焼香を終えた後、精進料理が振る舞われます。
お盆はお坊さんにとって非常に忙しい時期となりますので、早めに問い合わせるとよいでしょう。また、1日に多ければ数十件回る方もいらっしゃいますので、○○時と固定した時間では、調整が難しくなる可能性が高くなりますので、ゆとりをもった時間設定にするとよいでしょう。

精霊棚(しょうりょうだな)について

「精霊棚」とは、お盆の際に供養を願って行なう飾りつけのことです。
あくまでも、故人の供養を願う気持ちが大事なのであり、何もかもしきたり通りに行なわなければならないものではありません。ここでは、ごく一般例を取り上げていきます。

精霊棚を飾る時期

8月12日頃に飾るのが通例です。仏壇から位牌を取り出し、飾りつけを行ないます。その後、仏壇の扉は閉めた状態にしておきます。

最初に棚を備えつけ

「真菰(まこも)」を敷いた棚を用意し、台の四隅に笹で出来た支柱を立て、笹の上部に縄を張って作るのが本来のものですが、足の付いた台にそれぞれ背の高い笹を括りつけ、そこに綱を渡すという簡易な方法でも良いでしょう。

盆花を飾る

盆花は、地域によって違います。主なものとしては、ほおずきや栗の葉、ガマの穂、枝豆、サトイモ、粟、桔梗、みそはぎなどが挙げられます。逆さに吊るすのが一般的ですが、花立てに飾る地域もあります。

棚の上の飾りつけ

最前列に旬の食べ物やお供え物を飾り、その後ろには燭台、香炉、鈴、さらにその後方には仏茶器、仏飯器、高坏が飾られます。位牌は棚の中央に配置します。

様々なお盆のお供え物

「水の子」と呼ばれる、お盆特有のお供え物をご存知でしょうか。これは、賽の目に切った茄子、もしくは、賽の目に切った胡瓜と茄子を洗ったお米に混ぜたものを蓮の葉に飾ったものです。蓮の葉が無い場合には、お椀で代用できます。賽の目に切った茄子やお米は、百八つの煩悩を意味していると考えられます。

胡瓜の馬と茄子の牛

お盆には、胡瓜で作った馬、そして茄子で作った牛も飾られます。胡瓜の馬には「早くお迎えしたいので、どうぞ馬に乗っていらっしゃって下さい」というメッセージが、そして茄子の牛には「お帰りの際には、牛に乗ってなるべくゆっくりとお戻りください」というメッセージが込められています。

なお、馬や牛を真菰(まこも)というイネ科の植物で編み、それを飾る地域もあります。真菰は、古事記や日本書紀と言った日本古来の書物にも登場しており、出雲神社のしめ縄にも用いられているものです。古くから神事や仏教行事に使われているこの植物は、仏教においてもお釈迦様が病人を治療する際に真菰で編んだ筵(むしろ)に寝かせていたという話があり、盆舟や盆ゴザの原料にも使われています。

盆提灯について

故人の魂が迷わず戻ってこられるよう、目印となるのが盆提灯です。盆提灯には「白提灯」と「絵柄の入った提灯」という2つのタイプがあり、このうち「白提灯」は初盆(新盆)専用となります。盆提灯といえば、昔は喪家の親戚が購入するのが通例でした。しかし、現在では住宅事情やスペースなどの問題があり、不祝儀袋に「御提灯代」を入れて遺族に渡し、そのお金で喪家が必要な個数を購入するというシステムに変わってきています。
白提灯については、お盆が終わったら送り火と共に燃やしたり、菩提寺に供養を依頼したりするため、1つだけ購入すれば良いと考えられます。玄関先、もしくは縁側の軒先などに飾りましょう。
一方、絵柄の入った提灯については、精霊棚あるいは仏壇の左右に飾るものですから、複数個必要になります。こちらは、お盆が終わっても供養せず、箱に入れて保管しておき、毎年使います。片付ける前に埃を払い、よく拭いておきましょう。防虫剤を入れた方が良いものもあります。
なお、納骨は四十九日あるいは百か日法要に併せて実施されるのが通例です。忌明けとなる四十九日に納骨も行なわれることが大半です。

お盆の法事・法要の準備(遺族)

お坊さんへの連絡、返礼品の準備、会食の手配などを行います。
7月に行う地域と8月に行う地域があります。

お盆のスケジュール

1ケ月以上前までに行う事

お坊さんへの連絡

お坊さんにとって、お盆は繁盛期にあたります。先方の都合を伺い、予約しましょう。
特に初盆の場合には、できるだけ早い時期に菩提寺に予約を入れます。

※菩提寺とは先祖代々の墓をお願いしている寺院の事を言います。菩提寺がない場合には、お葬式でお世話になった寺院に依頼をするとスムーズです。白提灯の供養方法についても確認をとっておきましょう。

案内状の手配

初盆(新盆)や、会社関係などで実施される大規模なお盆の法要では、往復はがき(もしくは返信用はがきを封筒に入れて)で案内状を作成し、出欠を伺います。
親族のみで実施する際には、電話連絡でも構いません。
ただし。初盆(新盆)についてのみ、親族の他にも知人・友人にも参列頂くのが通例です。葬儀の際に記帳頂いた会葬者名簿を基に案内状を送付します。初盆(新盆)以外は、親族だけで実施する事が多くなっています。

返礼品の手配

返礼品は、列席頂いた方に対するお礼の一つです。法要後に会食をもてなす場合には、この会食もお礼の一つになります。返礼品としては、生活消耗品や食品の他、タオルや石鹸など実用品を用いるのが一般的です。遠方から足を運ばれている方もいらっしゃいますから、かさ張るものや重いものは避けた方が良いでしょう。カタログギフトの利用も多くなってきています。2000円~5000円の範囲内で用意するのが通例です。

熨斗については、黒白もしくは双銀の結び切りの水引を用います。返礼品における熨斗の表書きは「粗供養」「志」が一般的です。黒白か銀の結び切りの水引が使われます。

8月12日までに行う事

お盆用品の購入・組み立て

盆提灯を箱から出し、組み立てます。この時点では飾りつけは行ないません。蝋燭やお線香など新たに購入するものはこの時期までに準備しておきます。迎え火や送り火を炊く際に必要となる松の割木も、購入します。

初盆・新盆の場合は、灯篭・盆提灯の購入、精霊棚の組み立て、お供物の準備などを行います。また、2年目以降のお盆の場合は、既に、灯篭・盆提灯はお持ちかと存じますので、お盆の時期が近づいたら精霊棚の組み立て、お供物の準備などを行いましょう。

8月13日に行う事

8月13日は、先祖・祖先をお迎えする日(迎え火を焚く日)になります。下記に、8月13日当日に時系列で行う事を紹介します。

[午前中]精霊棚の飾り付け・お供物・盆花のお供え

位牌を仏壇から精霊棚中央へと移します。そして、精霊棚の飾り付けを行ない、お供物や盆花をお供えします。

[日中]お墓参り

地域によっては、お墓まで霊をお迎えに行くという風習があります。お墓参りをし、墓前で提灯に火を灯します。そして、可能であればその火を消さぬよう自宅まで持って帰ります。

[夕方]迎え火を焚く・提灯に火を灯す

松の割木や麻幹(おがら)を焚き、迎え火をします。また、盆提灯に火を灯します(日中、お墓から火を灯した提灯を持ち帰った場合を除く)。

8月14日・15日に行う事

お墓参り・法要及び会食(お斎)

お盆期間中、ぜひ一度は家族揃ってお墓参りを実施したいところです。また、初盆にお坊さんを招いて読経を行なう法要は、14日~15日に実施されます。そして、故人の魂が帰ってきている間は、灯明を絶やさぬようにし、水や食べ物は毎日新しいものと取り替えるようにしましょう。

法要の後に会食を予定している場合には、料理の手配もしくは準備をします。仕出しなどを利用する際には、お祝いのイメージがある伊勢海老や、鯛などの食材は避けた方が無難です。予約の際にはお盆の法事である旨を伝えておくと良いでしょう。

また、会食を振る舞わない場合には、折詰のお弁当と日本酒が入った小瓶を返礼品と共に参列者の方へお渡しするようにしましょう。

8月16日に行う事

8月16日は、先祖・祖先をお送りする日(送り火を焚く日)になります。下記に、8月16日当日に時系列で行う事を紹介します。

[午前中]最後のお供えものをする

故人の魂が家で過ごす最後の朝となります。心をこめてお祈りしましょう。

[夕方]送り火を焚く

「また来年もいらっしゃってください」という願いをこめてお送りします。初盆・新盆で使用した白提灯は送り火と共に燃やすか、菩提寺に供養を依頼します。

施主の、初盆の挨拶例

開始の挨拶は、下記のように簡潔に行ないます。

「本日は、ご多用のところご列席くださいまして、誠にありがとうございます。それでは、これより○○○○(戒名)の初盆(新盆)の法要を執り行ないたいと思います。(お坊さんに顔を向けて)それでは、よろしくお願いします。」

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