初盆(新盆)にするべきことって?必要な準備をレクチャー!

更新日
2018/04/23
カテゴリ
お盆

お盆と言えば、親族が集まって食事をしたりお墓参りに行ったりするものというイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。亡くなった方が初めて迎えるお盆のことを初盆(新盆)というのは、一般常識として知られていますよね。では、初盆と普通のお盆の違いは何でしょう?初盆にはどんな意味があって誰が何をするのか?など、様々な疑問が湧いてきますよね。ここでは、初盆の特徴やそれに伴う様々な準備について説明していきますので参考にしていただければ幸いです。

初盆とは何?

初盆とは故人が亡くなって、四十九日の法要を過ぎてから初めて迎えるお盆のことで新盆(にいぼん)とも言われます。例えば、亡くなってからその年のお盆が四十九日前だった場合は、初盆は翌年に迎える事になります。これは仏教の教えで、亡くなった後四十九日間は霊として存在しており七日ごとに成仏できるかどうかの裁きを受けると考えられています。その為、遺族は七日ごとに追善法要を営みます。七回目の追善法要である四十九日法要が最後の裁きの日であり成仏が許されると霊から仏になるので、成仏した後の初めてのお盆を初盆として扱います。

お盆とはもともと亡くなった人やご先祖様を迎え供養する行事ですが、初盆は故人が死後初めて家に戻ってくる日なので特に盛大に行います。
精霊棚(盆棚)と呼ばれる祭壇を設け様々な供物を捧げ、華やかな盆提灯などで飾り付けをするのが一般的です。
また、初盆では親族以外にも故人と縁の深い人を招いて法要を行い、自宅の仏壇の前で僧侶に読経をしてもらうのが一般的です。墓地が近ければそのままお墓参りに行くこともありますし、法要が済んだ後にお斎(おとき)と呼ばれる会食を行うことも多くなっています。このように、初盆ではきちんとした供養の儀式を行うのが特徴です。その為、お供え物や香典のほか参列時の服装にも気を配る必要があるのです。
二年目以降のお盆にも毎年供養は行われますが、法要は行わず出席者は親族のみになっていき規模も控えめになっていくのが一般的です。

初盆でするべきこと

初盆を迎えるにあたって何をしたら良いのか説明していきます。まず、お盆の時期は地域により異なっています。東京を中心とした一部の地域では新暦の7月13日~16日ですが、その他の地域では8月13日~16日にお盆の行事を行います。
お盆に入る13日午前中(もしくは12日)には仏壇の前に精霊棚(盆棚)を飾ります。精霊棚をしつらえるのに必要なものは笹や真菰(まこも)などで、仏具店などでセット販売されています。

棚ができたら飾っていきますが地方や宗派によって飾り方が異なります。
中央にお位牌でその前に香炉や燭台、鈴などを飾るのが一般的です。
また、盆提灯がある場合は精霊棚の両脇に飾り、数が多い場合は仏壇の前にも飾ります。白提灯は初盆のみ用いるもので玄関先や軒先に飾ります。
午後にはお墓の掃除とお墓参りをし、盆提灯に火を灯します。地域によってはお墓参りの際に提灯に火を灯して霊を家まで案内する風習もあります。
それから、夕方になったら故人や先祖の霊を家に迎えるための迎え火を焚きます。これは、玄関先や庭先で平皿におがらをのせて燃やします。「おがら」というのは皮を剥いだ麻のことで、花屋やホームセンターなどで手に入るものです。また平皿は、本来は焙烙(ほうろく)という素焼きの平皿を用いますが耐熱の平皿を使用することも多くなっています。

初盆の場合は14日~15日に法要や供養の儀式を行います。初盆の法要は親族の他、故人と縁の深い方を招き精霊棚の前で僧侶が読経を行うものです。墓地が近い場合にはお墓の前でも読経を行います。法要後は会食を行うことも多いです。
また、霊が帰ってきている期間中は灯明を絶やさないようにすることと、お水や食べ物を毎日交換することが大切です。
16日には午前中に最後のお供え物をし、夕方になったら霊をお送りする為の送り火を焚きます。この時に白提灯は一緒に燃やすかお寺で供養してもらうことになります。

初盆の法要の仕方は?

初盆の法要では、僧侶を自宅に招いて法要を行うのが一般的です。初盆を迎えた軒数によっては前倒しで読経を行う場合もありますので、なるべく早めにお寺に連絡を入れ予約を取っておきましょう。
また、法要の後に会食を行う場合は出席してもらえるのかも尋ねておきます。
それから初盆では親族以外にも故人と縁の深い方を招きます。通夜や葬儀の参列者名簿を参考にして案内状を送付し、会食を行う場合は出欠の確認もしておきましょう。

2週間前をめどに法要の出席者に当日持ち帰っていただく盆返しや、引き出物のほか会食を行うならば料理の手配もしなければなりません。
親族から御提灯代をいただいている場合は盆提灯の手配も必要です。特に家紋入りの白提灯にする場合は早めに注文しましょう。
白提灯は初盆のみですが絵柄つきの提灯は二年目以降も使用できます。

前日までには御布施の準備もしておきます。これは僧侶への謝礼のことで御経料とも言うものです。
法要当日に会食に同席していただく場合は、御布施(御経料)とお車代の2つを渡します。
会食を辞退された場合は御膳料を加えた3つを渡すことになりますので、会食の出欠は必ず確認しておきましょう。

法要当日の流れは特に決まりはありません。代表的な例として、仏壇(精霊棚)の前に僧侶の席をしつらえておき、到着したら案内します。
僧侶のすぐ後ろには施主が座り、前の方に故人との血縁の濃い人が席を取っていきます。
それから、施主が初盆の挨拶を行い僧侶の読経へと移ります。読経を行っている間に施主から順番に焼香を行い、僧侶の法話を聞くことになります。
その後、僧侶が退場されますが会食を辞退された場合はこの時点でお礼を渡します。手渡しではなく小さなお盆に載せて僧侶の方へと差し出すのがマナーです。会食に同席される場合は会食後に渡すことになります。

最後に施主によるお礼の挨拶と会食の案内を行います。会食が無い場合はその旨告げた後、折詰の料理などを引き出物と一緒に渡すのが一般的です。
初盆を終えたら、香典やお供えなどをいただいた方へお礼状を送らなければなりません。また、初盆の法要が無事に終えたことを知らせるために、故人がお世話になった方には挨拶状を送ります。

一般的な仏教では上記のように初盆を迎えます。しかし、仏教の宗派の一つに浄土真宗があります。浄土真宗では初盆であっても特別なことはしないとされています。精霊棚を飾ったり僧侶を招いての法要を行ったりは一切しません。このように、宗派や地方によって異なるので、わからない場合はお寺に確認しましょう。

初盆のお供え物は何にすべき?

初盆のお供え物は線香やろうそく、花が一般的で相場は5千円から1万円となっています。
線香やろうそくは仏壇にお供えする消耗品として定番ですし、初盆では特に盛大に供養する意味からお花も喜ばれるものです。
お菓子や果物など法要が終わった後に遺族で分けられるものも人気ですが、旬の果物や故人の好んでいたものをお供えすることが多くなっています。
ただし、食べ物の場合は日持ちするものを選ぶのが基本で、クッキーやおせんべいなどをはじめ季節感のある羊かんやゼリーなどの水菓子も定番です。法要後に分けやすいように個包装である程度のボリュームがあるものが適しています。
故人がお酒を好んでいたのであればビールやお酒をお供えするのも良いですし、缶詰の詰め合わせなども日持ちが良く人気があります。逆に、おめでたいイメージの品や祝いに用いられる品(昆布や鰹節など)や日持ちしない生ものは避けましょう。

お花をお供えする場合は、白を基調とした淡い色でまとめるのが一般的です。地域によっては紫や黄色などのお花をお供えすることもあるので、地元のお花屋さんに相談すると間違いはないでしょう。また、花束タイプならば飾る場所によって分けて飾る事もでき、鉢植えタイプの場合は仏壇にそのまま飾れるので手間が省けます。

初盆のときの服装のマナー

初盆では法要を行いますので喪服や礼服を着るのが一般的です。特に遺族や親族は喪服が基本で参列者よりも軽い服装では失礼にあたります。
しかし、真夏の暑い時期ということもあり、体温調節が可能な略式礼装で行うことも増えています。
男性はブラックスーツでネクタイや靴下なども黒です。女性は黒無地のワンピースやアンサンブルなどでストッキングや靴も黒になります。
学生の場合は制服が基本ですが、制服が無い場合は白いシャツやブラウスに黒やグレーなどの地味な色のズボンやスカートであれば失礼はないでしょう。小学生以下の子どもであれば黒や紺、グレーなどの地味な色の服であれば問題ありません。

初盆に招かれた側は略式喪服が正式なマナーですが、暑い季節ということもあり地味な平服で参列することも多くなっています。
平服というのは地味な普段着ではなく、略した礼装のことです。

具体的には、男性は無地のダークグレーや濃いネイビーのスーツ(色が地味ならばピンストライプでも大丈夫です)に無地の白シャツ、ネクタイは柄が控えめな黒かダーク系のものになります。
靴や靴下は黒で、腕時計やカフスボタンなど金具の付いているものは使用してはいけません。

女性の平服は無地の黒やダークグレーといった地味な色のワンピースやスーツが基本で、スカートでもパンツでも構いません。
ストッキングは黒か肌色になり、靴は黒で光沢のないパンプスです。
また、控えめな色であれば半袖ブラウスとスカートでも問題ありません。
髪留めなどは黒で光沢はできるだけ無い方が良く、装飾品はパールのネックレスやイヤリングならば問題ありません。初盆は7、8月に行われる為、服装も地味なものであれば問題視されない傾向にあるようです。

初盆でのお返しの必要は?

初盆のお返しとは、お香典やお供えなどをいただいた時のお返しの事で、手土産や引き出物として準備しておく必要があります。
事前に法要の出欠の確認が取れている場合は必要数に少々上乗せした数で手配します。法事に参列していただいた場合は、引き出物や会食がお返しになりますのでそれ以上のお返しは必要ありません。
しかし、いただいたお香典が予想より多く引き出物だけでは見合わないと思われる場合には、後日追加でお礼の品として送付することもあります。また、法事には来られずにお花やお供えなどをいただいた場合はお礼状を添えてお返しを送ることになります。

お返しを送る場合、法事のあとできるだけ早く手配をするのが一般的です。初盆の法要から二週間以内くらいをめどに手配しましょう。
お返しの品の予算は、いただいた品物や金額の半分から1/3程度が妥当です。
不祝儀のお返しとして送るものなので、消えものと言われるお茶やお菓子などの食品や洗剤などの消耗品で後に残らないものを送るのが基本的なマナーとされています。
季節柄そうめんやゼリーなどが選ばれることもあります。
しかし実用品としてのタオルやハンカチなどの他、高額な品物のお返しとして好きなものを選んでもらえるカタログギフトなどを送ることも多くなっています。

初盆は法要があるのが大きな特徴

お盆の行事の中でも、初盆は特別なものです。大きな特徴として初盆では法要を行うようになっています。
それに伴い僧侶の手配から法要後のお礼状の送付まで、法要に備えて準備をしておくことが大切です。
法要当日に不手際で慌てずに済むよう、初盆の法要の流れや注意点を把握しておく必要があるでしょう。故人が亡くなった後、初めて迎えるお盆ですので故人を偲び丁重にお迎えし、一般的な常識とマナーを守りつつ供養していきましょう。

二年目以降のお盆では法要は行わず、親族のみで供養することになり規模も年々縮小されていくのが一般的となっています。しかし、僧侶を招いての法要を行わないだけで、13日の迎え火から16日の送り火まで先祖の霊を祀り供養するのは同じです。
また、地域によっては様々なお祭りや風習があり、長崎県の精霊流しや京都の伝統行事である五山の送り火(大文字の送り火)などは全国的にも有名ではないでしょうか。
お盆とは地域により独特のならわしや伝統があり、意外と奥が深いものです。
宗派によって供養の仕方も亡くなった後の捉え方も違います。ご自身が施主となった場合、宗派や地域のしきたりにそぐわない振る舞いをしないよう気を付けたいものです。
お世話になっているお寺に確認するのが一番間違いのない方法なので、不明な点は必ず確認するようにしましょう。

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ご予約は遅くても法要日の1ヶ月前にはしましょう。

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※複数個所での法要の場合など追加料金がかかる場合がございます。

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