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葬儀や法事で恥ずかしくないように覚えておきたいお布施のマナー

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仏教で葬儀や法事を執り行う際は、僧侶にお布施を渡すのが一般的です。
しかし、お布施を渡す必要があることは知っていても、いくらにすればいいのか、どうやって渡せばいいのかなど詳しいことはよく知らないという人も多いのではないでしょうか。
お布施はただ渡せばいいというものではありません。お世話になる僧侶に失礼にならないように、押さえておきたいマナーがあります。
そこで、ここでは、お布施の相場やマナーについて説明していきます。

お布施の金額1.葬儀

葬儀や法事など、仏事を行った際は僧侶にお布施を渡します。読経などの仏事に対する対価、代金として支払うものと思われることが多いですが、これは厳密には間違いです。
お布施はもともと、六波羅蜜と呼ばれる修行法の1つでした。
六波羅蜜の徳目には財施、法施、無畏施の3つがあり、仏事に際して僧侶が行うのは法施、僧侶に渡すお布施は財施に当たります。
財施は僧侶を通して本尊にお供えするもの。金品を施すことで贖罪を行っているのです。
また、本尊を祀り、仏事を行う僧侶に対しての感謝の気持ちから渡す心付けでもあります。つまり、読経や戒名に対する対価として支払うものではないのです。

お布施の金額が明確には決まっていないのは、そのためです。
僧侶に尋ねても、たいていの場合は「お気持ちで結構です」と言われることでしょう。しかし、失礼のない額はいったいいくらくらいなのか、具体的な金額を知りたいという人は多いでしょう。
実は、葬儀を行った時のだいたいの相場というものはあります。
東京近郊の場合は20~35万円、大阪近郊で20万円前後です。それ以外では、家や地域によって15~50万円といったところでしょうか。

お布施に限らず、冠婚葬祭の決まりごとというのは地域や家の慣習によって違いがありますので、明確に金額を知りたいときは葬儀社の担当者に聞いてみるのも1つの手です。また、僧侶に「お布施はいくらですか」とストレートに聞いてもはっきり答えてもらえる可能性は高くありませんが、「他の方はどれくらい包まれていますか」という聞き方であれば、答えてもらいやすいでしょう。

お布施の金額2.法事

仏教では、亡くなった人はあの世とこの世の境をさまよい、7日ごとに閻魔大王を含む十王によって生前の罪に対する裁きを受けると考えられています。
裁きが7回繰り返された後で極楽に行くか、地獄に落ちるかが決定するのです。
裁きの対象となるのは生前に犯した罪ですが、遺族の供養の度合いも斟酌されるため、法要を行うことはとても重要な意味を持つのです。

7日ごとに法事を執り行うのが本来の形ですが、実際に行うのは大変です。
そこで、これらの法事は省略されることが多く、裁判が終わる7回目の日(四十九日)に法要が行われます。
この日をもって忌明けとされます。また、このときに納骨式も行うことが一般的です。
その後は、1年後の祥月命日の頃に一周忌を、2年目に三回忌といったように、決まった年に法要が行われます。

お布施の額は法事の種類によって相場が異なり、四十九日や一周忌のような重要な法事では3~5万円程度、納骨式や三回忌は1~5万円程度となります。年忌法要以外に祥月命日に供養を行う場合は、5000~1万円程度が相場でしょう。なお、四十九日の法要のときに納骨式を行った場合、お布施は別々に用意する必要があります。

失礼のないお金の入れ方

お布施をお渡しするときは、きちんとした決まりがあります。しわしわの使い古しのお札を茶封筒に入れるといったことはしてはいけません。

まずは、お札を半紙で包みます。
半紙の中央より右寄りに斜めにお札を置き、半紙の下側、ついで上側をお札に合わせて斜めに折り、ついで左側からくるくる折ってお札に被せます。最後に右側から折りたたんでお札を包みます。
半紙で包めたら、今度は奉書紙で包みます。奉書紙とは、楮を原料として作られている真っ白な和紙のことです。現在では楮ではなくパルプ製の奉書紙もあります。
通常、和紙には裏表があり、奉書紙の場合はつるつるしている面が表、ざらざらしている面が裏となります。裏表は間違えないようにしましょう。
包むときは、上側の折り返しに下側を被せる、慶事の折り方になります。

お布施は奉書紙で包むのが最も丁寧な方法とされていますが、ない場合は市販の封筒を使ってもマナー違反ではありません。このとき、封筒は白無地の物を選びましょう。
表書きは、黒墨で「御布施」もしくは「お布施」と書きます。
これは必ずしも必要ではなく、何も書かなくてもいいとされています。すでに文字が印刷されている封筒も販売されています。
中袋には、裏面の左側に住所や氏名、中に入れた金額を書きましょう。

このとき、金額は漢数字を用い、「一万円」は「壱萬圓」とするなど旧字体(大字)にするのが一般的です。
お金は、新しいお札にしましょう。
また、お札の顔が奉書紙や封筒の表書きの側になるようにします。
水引をかけるかどうかは地域によって異なります。白黒や双銀の水引を用いるところ、黄色と白が一般的なところと、地域の風習によってさまざまです。
地域の風習をよく知る親族や知人などに確認すると良いでしょう。

お布施を渡すタイミング1.葬儀編

葬儀や法要の際、いつお布施を渡せばいいのかということについては、特に明確な決まりや守るべきマナーといったものはありません。
一般的には、お葬式が始まる前に渡すことが多いです。葬儀のときは、僧侶が会場に到着したら、ふつうは葬儀社の担当者などから遺族に連絡があります。
喪主はそのときに僧侶に挨拶に出向くことが一般的ですが、挨拶とともにお布施も渡してしまうとスマートです。
しかし、会葬者への対応や会食の打ち合わせなどで、葬儀の前は何かと慌ただしいものです。挨拶に充分な時間が取れないというときは、葬儀が終わってから渡しても構いません。
葬儀当日に時間が取れず渡せなかったというときは、日を改めてお寺まで出向いて渡すこともあります。

葬儀の前にお布施を渡すときは、「本日は○○(故人の名前)のため、お勤めをよろしくお願いいたします」と言葉を添えると良いでしょう。
葬儀の後であれば、「本日はお心のこもったお勤めをありがとうございました。」と感謝の言葉を伝えましょう。
なお、僧侶が複数いるときは、一番地位の高い人に渡します。

お布施を渡すタイミング2.法事編

葬儀のときと同様、法事でも、始まる前に僧侶に挨拶に行く時間があれば、そのときにお布施を渡すことが一般的です。
時間があまりないときは、法事が一通り終わってからにすると良いでしょう。法事によっては受付が用意されていることもあります。そのときは受付の人にお布施を渡します。

僧侶に渡すときは、法事の前であれば「本日は○○の〇回忌でお世話になります。どうぞよろしくお願いいたします。どうぞお供えください」、法事の後であれば「本日は、○回忌を無事執り行うことができました。ありがとうございました。どうぞお供えください」など、簡単な言葉で構いませんので感謝の気持ちを添えるようにすると良いでしょう。

お布施の渡し方1.お盆に乗せて渡す

お布施をそのまま手渡しすることは、マナー違反とされています。
切手盆と呼ばれるお盆にのせて渡すか、袱紗から取り出して渡すようにしましょう。
切手盆とは、祝儀袋やお布施を渡すときに使う小さな黒塗りのお盆です。冠婚葬祭で使用しますので、使う機会はこれからもあります。1つ持っておくと便利でしょう。
葬儀のときは、葬儀社に頼むと貸してくれることがありますので、相談してみると良いでしょう。
切手盆にはいくつかのサイズがありますが、仏事で使う時は、お布施の封筒がぴったりはまる小さめのサイズを使います。

お布施を袱紗で包んでから切手盆にのせて渡すのが、もっとも丁寧なやり方です。
しかし、よほど多額の現金を包んでいる場合を除き、切手盆にお布施をそのままのせて渡すことも多くなっていますので、袱紗に包まなくても問題はないでしょう。

切手盆を使ってお布施を渡す方法は、地域や宗派によって細かな部分で異なることがあります。しかし、基本的なところは同じですので、覚えておきましょう。渡す手順は次の通りです。

まず、お布施を自分の方に向けて切手盆にのせます。
次に、お盆の右上を右手で、左下を左手で持ちましょう。両手でお盆をもって右回りにぐるっと回し、相手側から見てお布施が正しい向きになるようにします。
それから、僧侶に感謝の言葉とともに差し出します。僧侶がお布施を受け取り、切手盆をそっと返したら、受け取って下げます。

お布施の渡し方2.袱紗に包んで渡す

お寺で法事が行われた場合など切手盆がないときは、袱紗を用いてお布施を渡しても構いません。袱紗とは、もともとは、冠婚葬祭で金品を包んだり覆ったりするために使用する絹やちりめん製の四角い布のことです。

しかし現代では、慶事や弔事の際に熨斗袋を包むために使用することがほとんどでしょう。
一枚の四角い布の袱紗だけでなく、薄い財布のようなケース状になっているものもあります。なお、袱紗で熨斗袋を包むのには、「水引が崩れたり、袋が汚れることを防ぐ」「先方の喜び、哀しみなどを共有する気持ちを示す」という意味あいがあります。

袱紗で熨斗袋を包む際は、慶事と弔事で包み方が異なるため、注意する必要があります。
葬儀や法事で渡すお布施を包むときは、弔事の包み方にしましょう。
弔事の際は、次のように包みます。まず角を下向きにしてひし形に袱紗を広げ、真ん中より少し右寄りに御布施を置きます。袱紗の右側を折ってお布施に被せ、次に下側を上向きに折ります。そして、上側を下に折り、最後に左側を右に折ってお布施に被せて包めば完成です。

僧侶には、袱紗に包んだ状態で渡してはいけません。
袱紗に包んだ状態で鞄などにいれて持っておき、僧侶に渡すときになったら袱紗を取り出し、開いてお布施を持ちます。
そして、手で直接持って渡すのではなく、たたんだ袱紗にのせて両手で僧侶に差し出します。
このときもお布施の向きに注意しましょう。僧侶から見てお布施が正しい向きになるようにして渡します。
僧侶がお布施を受け取ったら、袱紗を片付けます。

1つあると便利!袱紗のルール

袱紗には、さまざまな色があります。赤やピンクなど、華やかで可愛らしい色の袱紗もありますが、これは結婚式や披露宴などのお祝い事のときに使用するものです。
葬儀や法事などお悔み事で使うのは避けましょう。弔事でふさわしい袱紗の色は、紺や緑、グレーなどの寒色系とされています。
紫の袱紗は、慶事にも弔事にも使うことができます。どちらにも使える紫の袱紗は、1枚あると便利でしょう。
なお、色は慶弔で使い分ける必要がありますが、デザインには厳しい決まりはありません。あまりに華美でなければ、花柄などが入っている袱紗を弔事で使用してもマナー違反ではありません。

慶事と弔事では、包み方も異なります。既に述べた通り、弔事の際は、熨斗袋を真ん中に置いて、右・下・上・左の順にたたんで包みます。慶事の際は、祝儀袋を真ん中に置いて、左・上・下・右の順でたたみます。折り順が反対になりますので、注意しましょう。

なお、袱紗には、四角いだけのものもありますが、止め爪がついた「爪付き袱紗」や熨斗袋を止める台がついた「台つき袱紗」、表と裏で色が異なり慶弔に使えるリバーシブルタイプなどがあります。
また、ケース状の袱紗もあります。ケース状の袱紗を使う時は、慶事では右開き、弔事では左開きで使いますので、その点にも気をつけましょう。
これらの袱紗は、どれが良くてどれが悪いというものではありません。購入するのであれば、使いやすい物を好みで選ぶといいでしょう。

お布施は葬儀や法事でお世話になる僧侶へ渡すもの

葬儀や法事のときに渡すお布施は、ふだんの生活ではあまりなじみがないものです。そのため、お布施に関する詳しいマナーについてはよく分かっていなかったという人も多いのではないでしょうか。

お布施は、戒名の代金や読経の対価として支払うものではなく、感謝の気持ちや本尊へのお供え、お寺への援助といった意味合いから渡すものです。明確な金額が決まっていないのは、そのためです。
故人への供養でお世話になる僧侶に渡すものです。
あまり神経質になる必要はありませんが、お布施を渡すときは基本的なマナーはしっかり守るようにしましょう。

なお、冠婚葬祭に関わるマナーは、地域や家によって異なることがよくあります。不安なことがあれば、地域の慣習をよく知る親族などに相談して確認すると、より確かでしょう。

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