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浄土宗ってどういう信仰?葬儀の特徴やマナーは?

念仏を唱えれば極楽浄土に往生できると考えられている仏教において、浄土宗は有名な宗派の1つです。
ただ、仏教にはいくつかの宗派があり、浄土宗と他の宗派にはどのような違いがあるのか知らないという人も多いでしょう。また宗派ごとに葬儀の進め方などにも違いがありますので、浄土宗について正しく知らないことにはマナー違反だと感じられてしまうこともあります。

そこで今回は、浄土宗はどのような宗派であるのかという点を説明し、葬儀の特徴やマナーも交えて紹介していきましょう。

浄土宗ってどんな宗派なの?

浄土宗というのは法然上人を宗祖とする宗派で、鎌倉仏教の1つに数えられています。日本で開かれた浄土宗は、「専修念仏」を主な教えとし、「南無阿弥陀仏」と念仏を唱えることで極楽往生できると考えらえている宗派です。
浄土宗の総本山は京都府京都市にある「知念院」であり、本尊となるのは阿弥陀仏阿弥陀如来です。また、この知念院は法然上人が半生を過ごし、最後を迎えた場所であることでも知られています。

そんな浄土宗の宗祖である法然上人は、平安時代末期に岡山で生まれました。
幼いころに父を亡くした法然上人は、父の教えに従って出家し比叡山に上って勉学に励んだのです。比叡山で当時の仏教や学問を習得した法然上人は、仏に帰依(きえ)すれば必ず救われるという教えを広め始めます。
ただ、こうした法然上人の教えは旧仏教に新しい教えを打ち出したと言われ、苦難したこともありました。
しかしながら、これまで貴族だけのものであった仏教を大衆へという思いのもとに広められた浄土宗は、やがて日本中に広まり、皇室や貴族だけでなく一般民衆にも信仰されるようになったのです。
そんな浄土宗のお経はお釈迦様によって説かれた「無量寿経」「観無量寿経」「阿弥陀経」の三部経がよりどころとされています。

浄土宗のさらなる宗派

浄土宗には、大きく分けると2つの勢力が存在します。

そのうちのひとつであり、浄土宗の代表的な宗派ともいえるのが「鎮西派」です。
一方で、浄土宗であって浄土宗ではないと言われる「西山派」は、教義的には浄土宗とは別の宗派であると考えられています。というのも、法然上人が開いた宗派である浄土宗はいくつもに分かれた鎮西派を中心に「宗教法人浄土宗」としてまとめられているのです。
しかしながら、この宗教法人浄土宗に西山派は含まれてはいません。法然上人が開いたという点では、西山派も浄土宗ではありますが、宗教法人浄土宗として考えると、西山派は浄土宗ではないのです。

その理由には鎮西派と西山派の教義の違いがあげられるでしょう。
西山派が「一類往生説」を説いているのに対して鎮西派は「二類各生説」が説かれています。
西山派の一類往生説というのは「念仏こそが極楽往生できる唯一の方法」という思想であり、自力では往生できないため他力によって往生しようという考え方です。
一方で鎮西派の二類各生説は「念仏は皆が極楽往生できる方法であり、善行を働くことも極楽往生するための方法になる」という思想のもとに成り立っています。

この2つの思想において、極楽往生のための念仏に重きを置いているという点では同じであると言えます。しかし西山派は他力だけであるのに対し、鎮西派は他力でも自力でも極楽往生ができると説いているのが特徴です。

浄土真宗との違いって何?

浄土宗は浄土真宗と似ているとされることも多く、この2つを混同してしまう人も多くみられます。しかし、浄土宗と浄土真宗では大きな違いがあります。

まず、浄土宗は法然上人が開いた宗派であり、「南無阿弥陀仏」とみ名を称えて、安らかな日々を送ることで極楽浄土への往生を祈ります。
一方で浄土真宗は親鸞聖人が開いた宗派です。もともと法然上人の弟子であった親鸞聖人が浄土宗から文脈して開いた宗派であるため、本尊や基本的な考え方も同じであると言えますが、念仏の捉え方には違いがあります。というのも、浄土宗では念仏をとなえることが信仰を表すとしているのに対し、浄土真宗では念仏をとなえようとする「気持ち」が重視されています。そのため浄土真宗では念仏をとなえることが極楽往生への必須条件ではないのです。

さらに、この2つの宗派には掛け軸にも違いがあります。
浄土宗では真ん中に法然上人、右に阿弥陀如来善導大師が描かれるのに対し、浄土真宗では真ん中に親鸞聖人、右側に阿弥陀如来蓮如上人が描かれます。
その他にも、規律の厳しさも異なることでも知られています。昔からの厳しい宗派である浄土宗は、僧侶は坊主で結婚をせず、肉も食べないという禁欲の毎日を送ります。しかし浄土真宗では、僧侶の髪形は自由であり結婚も許されています。

浄土宗が行う主な行事とは?

浄土宗には、年間を通じてさまざまな行事があります。
まず、1月1日には修正会と呼ばれるものがあり、正月に修する法要が行われます。
2月になると15日に節分星供があり、29日には鎮西忌があります。
鎮西忌は、浄土宗の二祖・鎮西聖光上人の法要であり、通年は2月28日に行われています。
その後3月14日に法然上人の師である高祖・善導大師の法要が行われ、4月7日に法然上人のお誕生法要の宗祖降誕会があります。
4月8日はお釈迦様の誕生祭である花まつりが行われ、4月19~25日に浄土宗の三祖・記主良忠上人の法要である御忌会が行われています。

その後しばらくは特別な行事はありませんが、7月になると6日に浄土宗の三祖・記主良忠上人の法要である記主忌が行われ、10月・11月の十夜法要へと続きます。
この十夜法要は、南無阿弥陀仏のみ名を称えて反省する法要です。
さらに12月8日はお釈迦さまのおさとりの記念日として成道会が行われます。この他にも開山忌や授戒会、五重相伝などは日にちに関係なく行われます。

浄土宗の葬儀が持つ特徴

浄土宗の葬儀の特徴には、念仏一会があります。これは、故人に代わって参列者一同で「南無阿弥陀仏」と念仏を唱えることであり、10回~一定時間唱えます。この念仏一会には故人が阿弥陀仏の救いを得る助けをするといった意味合いが込められています。

また、浄土宗の葬儀では「下炬引導」があるのも特徴です。
これは、僧侶が2本の松明や線香を取り、1本を捨て、残った1本で円を描きながら下炬の偈(あこのげ)を読み、もう1本も捨ててしまいます。これは現世と決別して仏門に入る宣言でもあります。また、極楽浄土へと導くための「引導」の意味も込められています。

さらに浄土宗の葬儀で使用する数珠は、男性用が「三万浄土」、女性用は「六万浄土」です。手にかけられる程度の大きさの数珠であり、輪が2連になっています。片方から房が2本出ており、日々唱える念仏を数えられる構造を持っているのが特徴です。男性は3万回、女性は6万回南無阿弥陀仏をとなえることで極楽浄土に行けると言われています。

また、数珠の持ち方は、合掌した時に親指に2つの輪をかけ、自分に向かってたらして捧げ持ちます。この際、手のひらで数珠を挟まないようにしましょう。もし数珠を使わないときであっても、両方の輪を手のひらにかけて持ち、振り回さないように気を付けるのがマナーです。

浄土宗の葬儀の流れは?

浄土宗の葬儀というのは、通常の法要にあたる「序分」「正宗分」「流通分」の3つの段階があります。さらに死者を仏の弟子とする「授戒」、仏の弟子として教え導く「引導」も行われます。もし授戒を生前すでに受けている場合には省略をします。
序分では堂内に仏を迎え入れ加護護念を得ます。仏の説法を聞き、仏の弟子となった故人の極楽浄土を願うのが「正宗分」です。その後「流通分」で法要を終えたことを感謝し、仏を送り出します。

具体的な葬儀の流れは、まず、諸仏の入場を願う「奉請」を行います。
その後「懺悔」をし、「剃度作法・十念」があります。
剃度作法・十念が終わると「三帰三竟」をします。
さらに「授与戒名」があり、「開経偈」「誦経」と続いていきます。
それが終わると「発願文」があり、発願文では全ての衆生を救済できるよう努力することを誓います。
続いて念仏を唱えるものは仏によって守られる偈である「摂益文」を行い、感謝して念仏を唱える「念仏一会」へと進むのです。最後に「回向」を行い葬儀が終了します。
浄土宗の葬儀の詳しい流れについては、菩提寺や周りに相談できる人がいる場合には、あらかじめ確認しておくとよいでしょう。

焼香をするときのマナー

焼香の回数に厳密な決まりはありません。地域や寺院によって違いがありますが、基本的には3回とされています。
焼香をする時は香炉の前に姿勢を正して立ち、合掌と一礼をするところから始めます。
親指と人差し指、中指の3指で香を軽くひとつまみし、その手を仰向けにしましょう。
香を持った手にもう片方の手を下から添え、額に押し頂くのが正しいマナーです。
その後香を香炉の灰の中へとくべます。最後にもう一度合掌と一礼をするのが正しい作法です。

また浄土宗のお線香は1本を立てるケースが多くみられます。
線香を折って寝かせる寝線香をする場合もありますので、あらかじめ確認しておくのがいいでしょう。
線香の火は左手であおいで消すのもマナーです。
ただ、同じ宗派であっても僧侶によって考え方や作法が異なることもあります。

香典はどう書くべき?

浄土宗の葬儀に持参する香典は、表書きにも注意が必要です。
もし、お葬式で遺族に香典を渡す場合には、「御霊前」や「御香典」と書くのが一般的であると言えるでしょう。
法事の場合には「御仏前」や「御侠御供物料」と書きます。
また、寺に納める場合には「御布施」と書くのがマナーですので注意する必要があります。
さらに「御布施」を「御経料」や「御車代」にするのは失礼にあたります。もし僧侶に御車代を渡す際には、御布施とは別に御車代を用意しましょう。
香典の額は地域によって違いがあります。また故人との関係性によっても金額には差が出ますので、周囲の人に事前に相談するのがおすすめです。

次に香典の出し方ですが、香典は葬儀の受け付けなどで渡すのが一般的です。
名前を相手に向け、霊前では自分の方に名前が向くように渡しましょう。
裏に金額や住所を書かない人もいますが、たくさんの香典を整理するのは大変な仕事です。
故人とどれだけ親しい間柄であったとしても、遺族を気遣い、住所や金額を書き入れておくのがマナーであると言えます。

浄土宗の戒名ルール

浄土宗の戒名は、院号・道号・戒名・位号で構成されています。院号というのはかつて貴人のみにつけられていたものです。
しかし、今日では信仰心が篤く、寺院や地域社会に貢献した人たちにも授けられるようになりました。
また、道号というのは禅宗の僧侶が修行を行った場所や堂に由来しています。その地で修業した僧侶の名前を号で読んだものが戒名の上につけられるようになったのが道号の始まりです。道号では、実字を一字用いることが決められています。
さらに戒名というのは仏教に帰依したものにつけられます。仏の弟子になることで寺から授けられるものであり、本来は出家して得度者となった時に与えられていました。
しかし、今日では出家者だけでなく在家の人々であっても授戒を受ければ授けられます。

その他にも位号は年齢や性別信仰心の篤さによってつけられています。
位号の中でも「禅定門」や「禅定尼」は法門に深く記入した人のみに付けられる、居士や大姉に次ぐ格式です。
また、浄土宗では、位碑に戒名を刻む際、戒名の上に仏種子であるキリーク字を入れます。
キリークは阿弥陀如来を表しています。また、小児の場合は地蔵菩薩を意味するカという梵字が使われることがあります。

鎮西派の宗派の特徴を理解しておこう!

法然上人が日本で開いた浄土宗には、さまざまな宗派があります。
浄土宗の代表とも言える鎮西派と、もう一方の西山派では教えや思想が異なります。
そのため、宗派が違う場合には同じ浄土宗であっても、別のものであると考えておきましょう。また、親鸞聖人によって浄土宗から誕生した浄土真宗というのは浄土宗との間に大きな違いがあります。そのため、この2つを混同しないよう注意しましょう。

その他にも宗派が異なると思想や戒律だけでなく葬儀の際のマナーや年間行事にも違いがあります。
葬儀の席などで慌てないためにもあらかじめマナーを知っておくのがいいでしょう。
もし、周りに相談できる人がいる場合には、確認しておくのもひとつの方法であると言えます。
ただ、浄土宗の多くは鎮西派ですので、迷った際には勢力の強い鎮西派の特徴を把握しておくと安心です。
葬儀の際に慌てないためにも、あらかじめ浄土宗について詳しく知っておくのをおすすめします。

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