香典返しに欠かせない!挨拶状の書き方やマナー

更新日
2018/06/07
カテゴリ
香典

葬儀やお通夜では、香典を受け取ることが多いです。
受付に当日返しを用意している場合でも、後日弔事が滞りなく終わって、報告を兼ね香典返しを渡す場合でも、香典に対しての挨拶状を添える必要があります。
とは言え、普段書く機会がほとんどないこともあり、書き方や出し方などについて迷うことも多いです。
そこで、こちらでは、香典返しに添える挨拶状の書き方や気を付けるべきポイント、挨拶状を脱沖のマナーなどについてご紹介していきます。

香典返しに添える挨拶状の構成

香典返しに添える挨拶状は、基本的な構成があらかじめ決まっていますので、それに当てはめて文章を作成します。
ほとんど自分自身で文章を考える必要はありませんが、構成を大きく逸脱した内容にするのは避けた方がよいでしょう。

まず、故人の戒名があれば、故人の名前と共に記載します。会葬や香典をいただいたことに対して感謝の気持ちやお礼を書きましょう。
仏式の場合には四十九日で忌明けとなり、香典返しをしますので、挨拶状にも四十九日の法要が無事に済んだことへの報告をします。

続いて、生前に故人とお付き合いをしていただいたことへのお礼や感謝の言葉をつづり、香典返しの品物を送るということを伝えます。

最後に、本来ならば直接出向いて感謝の気持ちを伝えるべきであるところ、書中での挨拶で済ませてしまうことへのお詫びを入れて終了です。

これらの内容は全て盛り込みますが、順番が多少前後していたり、故人の短い文章で付け加えたりするなど、多少のアレンジをすることは可能です。
あまり長々と思い出話を書き綴ったり、何が書いてあるか分からないような乱れた構成になったりした挨拶状は、読みづらく、相手にも意図が伝わりにくくなります。
まず構成を考えて、次にそれぞれのパートで文章を作るようにすると良いでしょう。

挨拶状のタイプとは?

香典返しの挨拶状には、色々なタイプがあります。
本来は、奉書と呼ばれる巻紙に手書きで挨拶状を書いていましたが、近年では遠方の人に挨拶状を送ることも増えており、さらに故人が顔が広い人物だった場合、手書きでは間に合わないほど多くの人から香典を受け取ることもあります。
そこで、短時間で作成できる定型文タイプや香典返しに添えても邪魔にならないカードタイプ、カタログギフトに添えるタイプなどが出回っているのです。

手書きのタイプは昔ながらの一人ずつ手書きで書いた挨拶状ですが、用紙は奉書タイプや香典返しにふさわしい、シンプルなセットが用意されています。

定型文タイプというのは、あらかじめ挨拶状の構成に従って文章が作られており、戒名や日付などの変更する部分だけを入力し直すものです。

パソコンなどで必要事項を入力し終えたら、プリンターで所定の用紙に印刷するだけですので、送り先が多いときでも簡単に作成できます。
カードタイプやはがきタイプは、香典返しに添えて送るときに邪魔になりませんし、文章が短く、相手も時間をかけずに読むことができて人気が集まっています。
他にも、香典返しをカタログギフトにする場合には、最初からそのギフトに挨拶状がついていることがあります。

挨拶状のレイアウトは?

挨拶状は、書面であってもカードやはがきタイプであっても、ある程度レイアウトが決まっています。

まず、基本的に挨拶状は縦書きになっています。
薄墨を使い、文字の大きさはほとんど同じです。最初に「拝啓」「謹啓」などの頭語を書いて、改行します。
時候の挨拶や時下の挨拶入れず、会葬や香典に対するお礼の言葉を述べてからもう一度改行です。
次の行では、四十九日の法要が滞りなく終わったことを報告してから改行します。
香典返しの品物を贈ったことのお知らせと、受け取ってほしい旨を伝えてから再び改行です。
最後に、本来は喪主が直接相手のもとに出向いて挨拶をすべきところ、書面の挨拶で済ませることを書きます。
ここまでは同じ高さで文章を書きはじめ、改行の次も1マス開けるようなことはしません。

次は、結語ですので「敬白」「敬具」などを行の下側に書きます。
一行開けて1~2文字分下げたあたりから、日付を書きます。
さらに一行開けて、行の下に喪主の名前を書いて改行し、その左横に「親戚一同」と書きます。
これは、あくまでも一般的なレイアウトですので、文章の内容によっても若干異なってきます。先方が見やすいように、適宜行や空白を入れて調整しましょう。

香典返しの挨拶状に使える文例

香典返しの時の挨拶状は、一般的な挨拶文とは異なり、若干制限があります。
例えば、通常は「拝啓」などの頭語の後に時候の挨拶や時下の挨拶を入れますが、香典返しの時には挨拶文は入れても、時候などには触れません。
「ご尊家(ご一同様)益々御清祥のこととお喜び申し上げます」というような言い回しです。
なんとなく、弔事の文章に「喜ぶ」などの言葉を入れたくないという場合には、「拝察申し上げます」などを代わりに使うのもよいでしょう。

次に、無事に法要が終わったことの報告ですが、滞りなく終えたという報告のみに留め、無事に終わってうれしいなどの弔事には不適切な文章を入れることは極力避けましょう。
例えば、「(おかげさまで)四十九日の法要を滞りなく営むことができました」などのように、淡々と事実を告げるだけで問題ありません。

それから、香典返しに添える挨拶状ですので、本来もっとも告げたかった香典返しをお渡ししますという意味の言葉が必要です。
とは言え、あまり押しつけがましい言い方はできませんし、逆に「つまらないものですが」のような言い回しをすると、相手につまらないと分かっているものを押しつけるようにもとられかねません。
そこで、「心ばかりの品をお届けいたします」というような文にします。

仏式の挨拶状の送り方

香典返しの挨拶状は、宗教によっても送り方が異なってきます。
仏式の場合には、故人の名前の前に「亡父」「亡母」「亡祖父」「亡祖母」など、遺族との関係もつける書き方です。
名前の後には「儀」をつけることもあれば、つけないこともあります。また、故人の場合には「故○○儀」、会社の場合には「弊社社長○○儀」といった書き方をすることもあります。

一般的に、香典返しの挨拶状では、句読点は一切使いません。
区切りを入れたいときには、その部分で改行するか、空白を入れるなどして読みやすく工夫します。
多くの挨拶状や手紙では、時候の挨拶を最初に入れますが、香典返しの挨拶状ではこのような挨拶はしません。
どうしても入れたい場合には、時候の部分は省き、先方の健康や幸せに触れる程度に留めましょう。

挨拶状を送るタイミングですが、仏式の場合には四十九日の法要が終わってからが忌明けとなります。
あまり遅くなっても先方に失礼ですので、遅くとも四十九日の法要を終えてから1カ月以内には先方に届くように手配しましょう。
キリスト教の挨拶状の送り方 キリスト教では、死後は天に召されるという考え方であり、神仏になると考えられている仏式や神式とは全く異なっています。
キリスト教では、葬儀の当日に会葬者にお礼として当日返しを渡します。
これは、金額に関係なく一律同じ品物にしますが、特に香典の金額が高額であった場合には、日を改めてお礼の品を届けます。
本来、キリスト教では香典返しという習慣はありませんが、日本では仏式や神式の影響を受けて行われるようになったといわれています。

挨拶状に関しては、基本的に他の宗教と同じような文面になっています。時候の挨拶は入れず、文章に句読点をつけません。
頭語と結語は入れても入れなくてもよいという点などは、ほぼ共通しています。ただし、送るタイミングに関しては若干違いが見られます。
キリスト教にはカトリックとプロテスタントがありますが、カトリックでは故人が亡くなってから30日後の追悼ミサ、プロテスタントでは1カ月目の召天記念式を終えてから、香典返しを行います。
金額は大体香典の半額から3分の1程度で、お菓子やお茶などの形として残らないものやカタログギフトが良く選ばれています。お酒は祝い事に使われることが多いため、避けた方がよいでしょう。

神式の挨拶状の送り方

神式では、玉串料や榊料、御霊前などが仏式の香典に該当します。
葬儀の際に受け取った玉串料に対して後日お返しの品物を届けますが、これが仏式で言う香典返しです。
仏式の葬儀に相当する葬場祭当日には、お供えの金額に関係なく、会葬者に同じ品物を当日返しします。
そして、四十九日法要にあたる五十日祭の忌明け以降に、通夜祭や葬場祭に参列していただいたことへのお礼の意味を込めて、忌み明けの返礼品を送ります。
元々は、神道では香典返しというしきたりはありませんでしたが、仏式の影響を受けて忌明け返しが行われるようになりました。

挨拶状の書き方は、基本的にはキリスト教の場合と同じで、時候の挨拶は省く、句読点はつけないなどに注意して作成します。
ただ、神道は日本で古くから根付いていることもあり、地域の慣習で内容が異なる場合があります。
引っ越しや結婚などで暮らす場所が変わったときにはきちんと確認しておいた方がよいでしょう。
送るタイミングに関しては、五十日祭の後のタイミングで持参したり発送したりします。
品物の選び方や香典返しの相場などに関しては、キリスト教とほぼ同じです。

挨拶状を書くときの注意点

香典返しの挨拶状を書くときには、いくつか注意点があります。
どの宗教にも共通して言われていることですが、挨拶状では句読点を使わないようにしましょう。
加えて、行頭もそろえるようにします。
句読点というのは区切りをつけるもの、文章を途切れさせるものですので、葬儀や法事が滞りなく済むように避けているのです。
また、元々縦書きの書状には句読点を用いなかったため、それを踏襲して挨拶状にも入れなかったという説もあります。
他にも、句読点をつけるのは文章を読むのが苦手な人への配慮であるため、きちんと読むことができる人に対しては失礼にあたるという考え方もあるのです。

さらに、句読点だけでなく、「たびたび」や「ますます」繰り返しの言葉も使うべきではありません。葬儀のような不幸ごとが繰り返されることがないようにという意味が込められています。
決まり事というよりも、うっかりしないように気を付けたいのが敬語の使い方です。故人は喪主から見て身内ですので、敬語にあたる「逝去」は使わず、「死去」にしましょう。
時候の挨拶は入れず、頭語と結語は入れるにしろ入れないにしろ、両方同じ扱いにします。

挨拶状のサービスを利用する方法もある

香典返しの挨拶状は、決まりごとが多い上にレイアウトが特殊ですので、ワープロなどで作成するにしても負担がかかります。
気を付けて作成したつもりでも、ミスをしてしまう可能性もないわけではありません。
挨拶状に不安があるときには、香典返しを購入した際に、挨拶状をつけてくれるサービスを利用するのも一つの方法です。
一部の店舗に限られますが、サービスとして無料の挨拶文を作成し、香典にセットしてもらえます。
そのため、文章を書くのが苦手な人、香典返しの数が多すぎて挨拶状を入れる手間がかかる人などは利用してみるのもいいでしょう。
このようなサービスは、これまで多くの香典返しを手掛けてきたプロが作成した文章ですので、失礼のない内容となっており、安心して任せられます。
場合によっては、宗教や故人の名前、亡くなった年月、喪主の名前などを伝えることで、個別の内容で作成してもらえることもあるので大変便利です。

店舗の場合には、挨拶状だけでなく、香典返しに関しても、のしや表書き、品物選びなどで不備がありませんので、忙しい人にもおすすめです。

書き方のポイントを押さえておこう

このように、香典返しの挨拶状は、地域や宗教などによっても細かい違いが見られますし、共通している内容だけでも書き方のルールや注意点が膨大にあります。

四十九日の法要を行う頃は、まだ色々な手続きや片付けが多く残っている時期ですので、十分な時間をかけて準備をすることは困難です。とは言え、香典返しの挨拶状は、お世話になった人に報告やお礼をするための大切なものですので、失礼のないように行わなければなりません。
自分で作成するにしても、店舗にある程度任せるにしても、気を付けながら書くようにしましょう。

例えば、関係が薄い大勢の会葬者には店舗のサービスや印刷した挨拶状を用意して、特にお礼が言いたい相手には手書きで挨拶状を作成するなど、臨機応変な対応をするのもよいでしょう。無理のない範囲で、感謝の気持ちをきちんと伝えることが大切です。

お坊さん手配のご予約はこちら

お坊さんの手配は混雑で手配できない場合もあります。
ご予約は遅くても法要日の1ヶ月前にはしましょう。

①ご利用は初めてですか
はい いいえ
②今回行う法要
総額 35,000

※複数個所での法要の場合など追加料金がかかる場合がございます。

1 Star2 Stars3 Stars4 Stars5 Stars (まだ評価されていません)
Loading...
↑ページの先頭に戻る