お彼岸のお供え物といえば?定番のお供え物やマナー情報

更新日
2018/04/26
カテゴリ
お彼岸

お彼岸の時に他家を訪ねる場合、何某かのお供え物を持参するのが1つのマナーです。ただ、このような時には、お供え物に何を選ぶべきかが思案のしどころになってきます。お供え物の相場、かけ紙が必要かどうか、などで迷うこともあるでしょう。本来お彼岸は、故人を偲ぶための習慣ですので、細かいことが気になって供養が負担になってしまっては本末転倒です。今回は、知っておくと役立つお彼岸のお供え物のマナーについてお伝えしていきます。

お供え物の種類に決まりはない

お彼岸のお供え物には、絶対にこの品物を選ばなければならないといった決まりはありません。
従って、持参する方が適当と思われる品物を自由に選ぶことが出来ます。

ただ一般的には、多少時間が経っても鮮度が落ちないような、日持ちのする品が選ばれる傾向があります。
もちろん、訪問する先によっても、適当な品物は変わってくるでしょう。家族構成や年齢、ライフスタイルなどが分かれば、選ぶ時の参考になります。普段余り交流がない相手を訪ねる場合は、簡単にリサーチをしておくと準備がしやすくなるかもしれません。

例えば、高齢の夫婦などを訪ねる時には、先方の負担にならないような品物を選びたいところです。大がかりな生花のフラワーアレンジメントなどは、片付けに手間取ることがあるため、先方の負担を考えて贈るのを避けた方が良いかもしれません。また、お寺にお参りをする時には、派手派手しい包装のギフトや花などは場違いな印象を与えることがあります。仏事というシーンに合わせたセレクトをすることも、ポイントになるでしょう。

お彼岸のお供え物は自由に選べるだけに、却って迷いが生じやすいということもあります。ショッピングの際に品物の選び方で迷った時には、お店のスタッフにアドバイスをしてもらうのも1つの方法になるでしょう。お彼岸のお供え物であることを伝えて、品物選びを手伝ってもらうとスムーズに買い物が出来ます。

お彼岸に使われる定番のお供え物

お彼岸のお供え物として良く選ばれているのが、例えばスイーツの類です。
お茶と一緒に楽しめるような饅頭やようかん、最中などは、多くの方が利用しているお供え物の1つです。家族構成にかかわらず受け入れられやすいのが、このような和菓子。
老舗の和菓子店などでは、お彼岸のシーズンに、お供え物に使える詰め合わせなどを用意していることがあります。

もち米を餡でくるんだぼたもちやお萩は、お彼岸のお供え物として有名です。ただ、生ものであるぼたもちやお萩は鮮度が落ちやすいのが難点。そのため、自宅で手作りをする方も、他家を訪問する時に正式なお供え物として持参することは余りありません。
小豆を使った和菓子は、こういったスイーツにテイストや見た目が似ていることから、お供え物に選ぶ方も少なくなく、定番のセレクトになっています。

また、おかきやゼリーも定番の商品。比較的若い方の場合、焼き菓子などの洋菓子を持参するケースも増えていますので、スイーツはお彼岸のお供え物として特に重宝されている品と言えるでしょう。
缶ジュースや缶ビール、缶詰といった品は、長持ちするのが利点です。保存が出来るため先方の負担になりにくく、年代を問わず贈りやすい品物になるでしょう。

そうめんなどの乾物も、仏事では広く用いられています。そうめんは、精進料理の食材としても有名で、お彼岸のお供え物に選ぶ方も以前から多く見られます。
お盆のお供え物として利用されているそうめんは、あの世へ帰る仏様が、荷物をまとめる時に紐として使われると言われており、仏教的な言い伝えからも登場する頻度が多い品です。

3月と9月にあるお彼岸のシーズンは、家族や親戚が集まる機会が増えます。このようなシーンで重宝する品物は、お供え物の品としても人気です。実用性を考えて、個包装になっている菓子やドリンクを選ぶ方も少なくありません。

お彼岸のお供え物の相場はいくら?

持参するお供え物の相場は、大体3000円から5000円前後です。お彼岸のお供え物の場合も、一般的なギフトの価格帯から大きく外れることはありません。3000円から5000円前後のギフトは通販ショップなどでも販売されていますので、適当なお店を探しておけば、時間がない時でもすぐに用意をすることが出来るでしょう。

市販されている詰め合わせのギフトには、いろいろな品物がミックスされている場合があります。例えば、お茶と和菓子、海苔などの詰め合わせや線香とロウソクのギフトセットは、大手百貨店でも取り扱っている品です。
こういったギフトセットは、予算の範囲内で探せるのが便利な点です。パッケージにも和風の落ち着いたデザインが起用されるなど、いずれの品物もお彼岸というシーンに相応しく整えられています。この手のギフトセットを利用すれば、失礼にならないようなお供え物を持参出来るでしょう。

予算の中からどのくらいの金額の品物を選ぶかは、先方との間柄によって変わってくる場合も。特にお世話になった方などには、多少予算をアップしてお供え物を用意するのも、妥当な選択になるでしょう。
菓子の詰め合わせやお茶とのギフトセットなどは、見栄えがしやすい品となりますので、予算を抑えたい時にも便利な商品になってくれます。
お彼岸の機会を利用して、ゆっくりと一家団欒を楽しんでもらいたいような時には、このような菓子の詰め合わせやお茶とのギフトセットなどを選ぶのも、気の利いたセレクトになってきます。

お彼岸のお供え物は、品物の金額に捕らわれすぎず、先方に喜んでもらえるような品物を選ぶことが肝心です。相場の範囲内であれば、失礼になることはありませんので、贈る相手を考えて自由に商品を選んでみましょう。

現金を供えるのはあり?

お彼岸のお供え物として、現金を選ぶという方法も可能です。
お彼岸のお供え物に現金を供える際の相場は、ギフトと同様に3000円から5000円前後です。

現金は、品物と組み合わせる形で贈ることも出来ます。
例えば、フルーツの詰め合わせなどを持参する時には、少し現金を添えたいということがあるかもしれません。また、現金だけでは寂しいので、花や菓子などをプラスして、気持ちを伝えたいといったケースもあるでしょう。そのような時は、品物の価格と合わせて相場の範囲内になるように金額を整えましょう。

ちなみにお彼岸で供える現金は、不祝儀袋の中に入れて持参します。
シンプルな不祝儀袋を選ぶようにすると、さり気なく供養の気持ちを示せるでしょう。
こういった贈り方をする場合も、先方との間柄などを考えておくことが大切です。余り高額な金額を持参すると、先方の負担になる可能性がありますので、特別な理由がない限りは相場を踏まえた金額にしたほうが良いでしょう。

現金は、品物を用意出来ない時や、相手の状況が分からない時にも便利な選択になります。
お寺にお参りに行く時などは、実のところお供え物の選択に迷ってしまうかもしれません。
多忙な方の場合、お彼岸用のお供え物を買う時間がなかった、というケースもあるでしょう。このような状況でも、現金であればオールマイティに活用出来ます。地方の習慣が分からない時にも、現金は便利な選択になります。

お供え物に熨斗は必要なの?

慶事に用いられる熨斗付きのかけ紙や祝儀袋は、お彼岸のお供え物には使いません。
熨斗は、慶事用の贈り物のかけ紙や祝儀袋の右上にデザインされている、赤色のマークです。
このような熨斗は、不老長寿を象徴するアワビをイメージしたデザインになっています。従って、お彼岸のような仏事には相応しくないため、かけ紙や現金を包む袋を選ぶ時には、熨斗のない品をセレクトするのがマナーです。

例えばお店で品物を購入した場合は、熨斗の入っていない水引だけを印刷したかけ紙をかけてもらいましょう。
お彼岸のお供え物であることを包装の前に伝えておけば、特に指定しなくても対応するスタッフが判断をして、シーンに相応しい熨斗の入っていないかけ紙をかけてくれることが多いです。
ただ、これと言って用向きを伝えていないと、慶事用の熨斗入りのかけ紙をかけられてしまうことも考えられます。こういったかけ紙に気付かずに、品物をそのまま先方に渡してしまった場合、失礼になってしまいますので、お店でかけ紙をかけてもらう時には十分に注意をしましょう。

市販されている不祝儀袋には基本的に熨斗のデザインは付いていませんので、祝儀袋と不祝儀袋を間違わなければ、現金を供える時に思わぬ失敗をしてしまう心配はないでしょう。
不祝儀袋は、慶事用の祝儀袋と違って水引のデザインが限られています。従って、基本的な選び方さえ覚えておけば、購入の際に戸惑うことも少ないでしょう。

お供え物にかけるかけ紙の書き方のマナー

お供え物を贈る時に押さえておきたいのが、かけ紙のマナーです。
お彼岸のお供え物のかけ紙には弔事用のデザインを選びますが、地方によってマナーに少し違いがあります。

例えば、関東と関西では水引の色が異なります。
東京などの関東では、黒と白や黒と銀、双銀などの水引を選ぶのが一般的です。
一方、関西地方では黄色と白の水引も広く用いられています。
かけ紙をかけてもらう際には、先方が住んでいる地域に合わせて、臨機応変に水引の色をセレクトすることも必要になるでしょう。

また、水引は本数もチェックしておきたいポイントです。
お彼岸を始めとする弔事では、偶数の水引を使用します。奇数の水引は慶事用となりますので、お彼岸の時には控えるのがマナーとなります。
ただ、既製のかけ紙の場合は、このような水引についてもシーンに相応しい本数になっています。

従って、弔事用のかけ紙をかけてもらった場合は、特に気にする必要はないでしょう。
ただ、地方によっては水引の本数についてルールがある場合も。
心配な時には、地域の習慣なども確認しておくと確かです。
ちなみに弔事用の水引は、不幸を繰り返すことがないように、という気持ちから結び切りやあわび結びのデザインが選ばれます。
あわび結びは慶事にも用いられるデザインですが、不祝儀袋にもしばしば見られる伝統的なデザインと言えます。結び切りよりも少し改まった印象になりますので、お彼岸のお供えに使用する時は贈る相手を考えてデザインを選びましょう。

かけ紙の表書きには、文字を入れます。
例えば、上段の部分には「御供」という文言を入れるのが、一般的な習慣です。水引の下の段には、自分の名前を記入します。この場合、フルネームで記載した方が先方も贈り主が分かりやすくなります。
初彼岸などの場合は、訪問客も多くなる可能性がありますので、分かりやすい書き方で記載しておいた方が親切でしょう。会社名などは、名前の右上に小さく記載します。連名で贈る時には、水引の下にそれぞれの名前を書きます。目上の方が右側にくるように記入をするのが、マナーとされています。

故人や家族に合わせたお供え物にしよう

お彼岸のお供え物の選び方に困った時には、先方の家族が好きそうな品を探すのも良い方法になるでしょう。
故人が好きだった食べ物なども、1つの選択肢になってきます。
女性や子供が多い家庭であれば、スイーツなどの家族で楽しめるような品が適当かもしれません。ご紹介したように、お供え物にはこれといった決まりはありませんので、故人や家族に合わせて品物を選んでいくのが良いでしょう。

お彼岸のお供え物では、消えものが好まれるのが1つの傾向です。
お供え物として人気がある食品やロウソク、線香といった品は、後に残ることがありませんので、持て余してしまう可能性が低くなります。

出来れば避けた方が良い品としては、殺生を連想させる生鮮食品などが例えば挙げられるでしょう。実のところ、魚や肉類はお彼岸のお供え物としては好ましくないという見方が一般的です。
この手の食品は、お中元やお歳暮などでは広く利用されていますが、お彼岸の場合は避けるのが常識です。
ただ、故人や家族の好物の場合は、久しぶりに顔を合わせる機会を利用して、どうしても贈りたいということもあるでしょう。そういった時には、お供え物とは別に、個人的なギフトとして持参してみてはいかがでしょうか。

いずれにしても、お彼岸のお供え物で何を贈るのが良いかは先方次第といったところです。
一般的な常識から少し外れていても、先方が喜ぶような品であれば、特に問題ない場合もあります。
家族や親戚などの身内だけで故人を偲ぶという時には、イレギュラーな選択も快く受け入れてもらえるかもしれません。

お彼岸は、葬儀のように細かいルールがなく、比較的自由が利く仏事です。久々に顔を合わせた家族や親戚と、ゆっくりと語らうのも故人への供養になるでしょう。
本来のお彼岸の意味を意識して、柔軟にお供え物を選んでいきましょう。

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