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お通夜の流れを把握しよう!準備から通夜ぶるまいまで

  • 2023年02月13日

家族や親しい人が亡くなった場合には、お通夜や告別式というような供養の儀式を行う必要があります。
しかし、初めて喪主を務める、初めてお葬式に参列するというような場合は、どのようなことをするのかわからないという人も多いでしょう。
今回は、お通夜の流れについてみていきます。
お通夜には一連の流れがありますので、準備から実際の通夜ではどのようなことをするのか、お通夜が終わった後などについて一般的な流れを解説していきます。

記事の監修

人はなぜ弔い、弔われるのか、葬送儀礼を意味のある営みとして理解し、私たちは次世代へ伝えていきます。葬送儀礼マナー検定実施中。

はじめにお通夜の日時を通知

お通夜を行う場合にまずしなければならないのは、日時の決定です。
お通夜の日程は、葬儀社や家族と相談して決めることが一般的ですが、火葬場の空きなどに合わせて決定することが多いでしょう。

日時が決定したら、親せきや親しい友人にお通夜の日時が決まったことを通知しましょう。
お通夜の日時が決まる前に、故人と親交のあった人をリストアップして、連絡先などを書き出しておくとスムーズに連絡することができます。
電話で連絡することが一般的ですが、時間などを後から見返せるようにメールやFAXで通知するということも多くなっています。
葬儀社で、通夜・告別式の案内状を用意してくれることもあるので、ご近所などにはそれを配るという方法もあります。

また、この時にお通夜の受付や会計などを親しい友人や親せきにお願いしておくということも忘れないようにしてください。
お葬式の受付や会計といったことは、葬儀社ではなく自分たちで行うということが主流です。
特に香典の管理は信頼できる人に頼む必要があるので、家族の中で頼める人がいるのならいいのですが、いない場合には日ごろから付き合いがあり信頼がおける人に頼むようにするといいでしょう。

お通夜当日の準備には何がある?

お通夜当日になったら、会場の準備をすることになります。
喪主として行うのは大きく分けてふたつになりますので、見ていきましょう。

供花の並べ方の相談、贈り主の確認

葬儀を行う場合には、親せきや会社関係などから供花が贈られてくることが多いです。
もちろん、供花や会場のセッティングは葬儀社側が行いますが、供花の並べ方は故人との関係性などから喪主側で指定することが必要になります。
葬儀社側で供花の取りまとめを行い、贈り主のリストを作成してくれますからそれを見ながら、供花の並べ方を相談しましょう。

祭壇に一番近いところから順に喪主、近親者、親戚、友人や会社関係というように並べていくのが一般的になっていますが、故人の社会的地位などにもよりますから、わからない場合には葬儀社と相談して並べ方を決めていってください。
この時、贈り主をしっかりと確認しておくことも忘れないようにしましょう。

礼状や返礼品の確認

会葬礼状や返礼品は葬儀社側で用意をします。
返礼品の数などは喪主側で指定することになっていますから、用意された個数に間違いがないかを確認してください。
返礼品が足りないというようなことがないように、あらかじめ多めの数を用意しておくことが一般的です。
返礼品は余ったのなら返品することが可能という葬儀社がほとんどですから、余裕をもって頼んでおくといいでしょう。

受付で記帳してもらい香典を受ける

会場の準備が整ったら、受付を行います。
受付が行うこととしては、弔問客に挨拶をして記帳してもらい、香典を受け取るということになります。
また、それ以外にもお通夜の時間やトイレの場所などを聞かれる場合もあります。

香典を受け取り記帳してもらう

受付の一番の役割は、香典を受け取って記帳してもらうことになります。
弔問客はお通夜の30分前くらいから集まり始めることが多いので、受付の場合には早めに会場入りして準備をしましょう。
お通夜の30分前から受付開始というパターンが多いですが、地域や葬儀社によっては弔問客が集まり始めたら受付を始めてしまうという場合もあるので注意してください。

受付の際、弔問客からのお悔やみの言葉には、遺族の代理としてお礼を述べて香典を受け取ります。
香典を受け取る場合、お盆があればお盆で受け取ります。ない場合は両手で受け取りましょう。
その後、芳名帳に記帳してもらいます。地域によっては芳名帳がないケースもあるので、葬儀社側にあらかじめ確認しておくといいでしょう。

その他の案内

受付をしていると、お通夜が始まる時間やトイレの場所などを聞かれることがあります。
スムーズに案内できるように、お通夜の流れを把握しておく、会場のレイアウトを確認しておくことも受付の役割になりますからしっかりと確認しておいてください。
また、寒い時期などはコートといった上着を預かるなどの作業が出てくる場合もあります。
上着については会場側で行ってくれるケースもあるので、どのようにするのか打ち合わせをしておくとスムーズに進められるでしょう。

僧侶を迎えに行き案内する

一般的な葬儀を行う場合には、僧侶の存在は欠かせません。
そのため、お通夜が始まる前に僧侶を迎えに行く必要があります。
菩提寺などがあって僧侶との関係が深い場合には、家族が僧侶を迎えに行って控室に案内するということもありますが、菩提寺などがなく葬儀のために葬儀社から僧侶を紹介してもらうというケースも多いでしょう。
そのような場合には、葬儀社が僧侶を迎えに行って控室に案内するというのが一般的です。
中には、迎えを必要とせず自分で斎場にやってくる僧侶もいますので、葬儀社から紹介された僧侶なら、あらかじめ迎えについて葬儀社に確認しておくのが重要です。

また、お布施を渡すタイミングも確認しておきましょう。
菩提寺がある場合には親族などに確認する、親族でもわからないという時には菩提寺に確認しておきます。
葬儀社からの紹介の場合には、葬儀社にお布施を渡すタイミングを確認しておいてください。
基本的には、僧侶がやってきて控室に案内、挨拶したあとに渡すことが多いのですが、それぞれの寺院によってタイミングが違うということもあるので、確認しておいた方が安心でしょう。

▼詳しい内容と手配方法▼

通夜法要の流れは?

準備や受付が終わったらいよいよ、通夜法要を行うことになります。
通夜法要ではどのようなことをするのか、流れを見ていきましょう。

僧侶入場

参列者は着席して僧侶の入場を待ちます。
通夜式の開式時刻になったら僧侶が入場してきますので、迎えましょう。
地域や宗派によってさまざまなのですが、一同起立して迎える、遺族だけが起立するなど、しきたりがあります。葬儀社側から案内があるはずですので、その案内に従って僧侶を迎えるといいでしょう。

読経

僧侶が入場したら読経が始まります。一般的には30分~40分程度の読経になるでしょう。

焼香

読経が始まって少ししたら、焼香の案内があります。
焼香の順番は遺族、親族、弔問客というようになっています。基本的には前方に座っている方から順番に焼香することになるでしょう。
内側に座っている方から中央の通路を使い焼香に進み、外側の通路を使って元の席に戻ります。

法話

読経と焼香が終わったら法話があります。
法話とは仏教の教義を教わることなのですが、堅苦しくなくわかりやすいように話してくれることが多くなっています。

僧侶退場

法話が終了したら、僧侶が退場します。
この時、入場と同様にお見送りすることになりますので、起立で迎えたのなら起立で見送りましょう。
司会者から案内がありますので、それに従ってください。

▼詳しい内容と手配方法▼

法要後には通夜ぶるまいをする

法要が終了したら、通夜ぶるまいをするのが一般的です。
通夜ぶるまいとは、法要が終わった後に参列者をもてなすために行われる食事会のことを言います。お酒や料理をつまみながら、故人の思い出を話したり故人を偲んだりという会ですので、参列者と一緒に故人の話に花を咲かせながら食事をしましょう。
通夜ぶるまいは一般的には1時間~2時間程度で終了します。

葬儀ホールで通夜式を行った場合には、ホールのすぐ近くに会食のための会場が用意されることがほとんどですので、通夜が終わった後にそのまま通夜ぶるまいの会場に案内されるというケースが多くなっています。
遺族側は、通夜ぶるまいに参加してくれた人へ一度は飲み物をもって挨拶に回ることがマナーだとされていますから、それぞれのテーブルを回って挨拶をするようにしてください。

通夜ぶるまいの料理について

地域によって習慣が違う

関東では通夜ぶるまいの習慣が根付いていて、親族だけでなく友人などの参列者も通夜ぶるまいに誘うというのが一般的です。
これは、関東では参列した人全員が料理を口にすることが故人の供養につながると考えられているからなのです。ですので、通夜ぶるまいに誘われたら断らないというのが基本的なマナーになっています。
一方関西では、親族や親しい人のみで会食をするというのが主流になっています。
そのため、一般の参列者は通夜の法要が終わった後はそのまま帰るというのが通常です。このように、地域によって通夜ぶるまいの考え方は違ってきますので、その地域の通夜ぶるまいについて親族や葬儀社に確認しておくといいでしょう。

大皿料理が基本

通夜ぶるまいは何人ぐらいが参加するのか読めないという理由から、大皿料理や寿司などを用意することが多くなっています。
以前は精進料理が主流でしたが、現在ではあまりこだわらずに料理を出すことが多いでしょう。
オードブルや寿司桶などを各テーブルに用意しておくというのが主流ですので、大体の人数を予想して少し多めに用意しておくと安心です。

お通夜に仮眠する?

お通夜の法要や通夜ぶるまいが終わった後、参列者はそのまま帰ることになりますが、遺族や親族は葬儀場に泊まることが多くなっています。 これは、夜伽(よとぎ)と呼ばれる習慣によるものですが、夜伽(よとぎ)とはなんなのでしょうか。

夜伽(よとぎ)とは?

夜伽(よとぎ)とは、近親者が死者に夜通し付き添うことで、昔は外出を避けて忌み籠りをする意味もありました。
自宅や斎場で、交代でろうそくや線香などの火が消えないようにしながら、故人と過ごす時間でもあります。 近年は安全面からろうそくや線香ではなく、電池式の灯りが使用されるケースが多くなっています。

葬儀場によっては泊まれないことも

葬儀場によっては夜間は閉館して宿泊はできないというような場所もあります。ですので、あらかじめ泊まることが可能かどうか確認しておくといいでしょう。
また、近年では夜間の火気は禁止されているというところも多くなっているので、そちらもしっかりと確認しておいてください。宿泊できる人数に制限があるというケースもありますから、宿泊については葬儀社側に前もって確認しておくことが重要になります。

お通夜にだけ参列するパターンも多い

お通夜と葬儀・告別式、どちらにも出た方がいいのか、それともどちらか一方だけでいいのかと悩んでいる人も多いでしょう。 もともとお通夜は近親者による夜伽(よとぎ)の意味もあり、身内で執り行うもので、一般の告別の場は葬儀・告別式でしたが、参列のしやすさなどからお通夜が告別の場へと変化するようになりました。
そのため、葬儀・告別式には仕事などの関係で参列できないという事情がある場合には、お通夜にだけ参列するというパターンが多いのです。 お通夜に参列して告別式には参列しない、または逆にお通夜には参列しないけれども告別式には参列するというように、どちらか一方にだけ参列すればOKですので、都合がいい方に参列するようにしましょう。
近年はどちらに参列するのがマナーというようなこともありませんから、安心してください。

もちろん、故人と関係が深くてお通夜と告別式どちらも出たいという場合には、一方ではなくお通夜と告別式両方に参列してもらっても構いません。仕事などの都合や故人との関係性で、それぞれがどのように参列するのか決めてしまって大丈夫です。

お通夜の流れを把握して故人を見送ろう

このように、お通夜を執り行うには準備から通夜、通夜ぶるまい、夜伽(よとぎ)と基本的な流れがあります。
初めての喪主だったり初めての参列だったりすると流れがわからずに戸惑ってしまうことも多いでしょう。スムーズにお通夜を進めるためにはある程度の流れを把握しておくことが重要ですから、どのような流れで行っていくのか要点を押さえて把握するようにしてください。
何もわからないままだと慌ててしまって、落ち着いて故人を供養することができなくなってしまいます。今までお世話になった故人をしっかりと供養して送り出すことができるように、お通夜の流れをきちんと調べて頭の中に入れておくようにしてください。

余裕を持っておくことで、故人を送り出すための心の準備を整えることもできて、より心のこもったお見送りができるでしょう。

監修者のコメント

通夜は仏教用語ではなく、「夜通し」という意味で慣習として行われている葬送儀礼のひとつです。近年増えている「一日葬」は通夜のセレモニーを省略して行われるケースが多いのですが、故人の側に付き添って一晩過ごす夜伽(よとぎ)のような過ごし方は行われていることも多いようです。

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