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仏教の1つ!天台宗の特徴や葬儀のマナーを教えて!

「天台宗」は、比叡山延暦寺を開創したことで知られる、最澄を開祖とする仏教の宗派の1つです。
宗派の名前に聞き覚えがなくとも、総本山の比叡山延暦寺は知っているという人も少なくないかもしれません。

天台宗は、様々な仏教の宗派の原点となりました。
融通念仏宗、浄土宗、浄土真宗、臨済宗、曹洞宗、日蓮宗など、様々な宗派の開祖が、若い僧であった頃に比叡山で修行を行っています。
今回はそんな天台宗の特徴について、詳しくご紹介していきます。

天台宗の主な特徴って?

天台宗は、平安時代の806年に最澄が開いたとされています。
開宗以前の804年に、最澄は還学生として唐に渡りました。
中国の天台山に登って天台教学を学び、805年には日本に戻ってこの天台教学を広めていきます。
この後、国家公認の僧侶である年度分者として、2名を認可する官符が806年に発せられました。この公認により806年が天台宗の開宗の年であるとされているようです。

天台宗は法華経を経典としています。
法華経は「誰もが平等に仏になることができる」と説いた大乗仏教の代表的な経典であり、最澄はこの法華経の教えを最も重要視していたようです。

日本における天台宗の総本山は、比叡山延暦寺です。
比叡山延暦寺は、薬師如来を本尊とした草庵「一乗止観院」が、最澄によって建立されたことから始まります。
延暦寺と呼ばれるようになったのは、最澄没後の823年に、嵯峨天皇から「延暦寺」という寺号が与えられてからのことです。
寺号として年号が与えられたのは、日本では延暦寺が初めてであったようです。
最澄が建立した一乗止観院は、現在は後身となる「根本中堂」に変わっています。なお、根本中堂は幾度となく火災や戦禍に巻き込まれ、焼失してしまっています。
現在の根本中堂は、織田信長が行った焼き討ちの後に、徳川家光の手で再建されたものです。

比叡山延暦寺では、法然(浄土宗)、親鸞(浄土真宗)、栄西(臨済宗)、道元(曹洞宗)、日蓮(日蓮宗)といった、その後の仏教の宗派の開祖となる僧が修行を行っていました。
このため浄土宗、浄土真宗、臨済宗、曹洞宗、日蓮宗は、天台宗の教えの一部を取り上げて誕生したとされることもあります。
また、このように多くの名僧を輩出したことから、比叡山延暦寺は「日本仏教の母山」と称されています。

天台宗で行われていた修行の内容

天台宗の代表的な修行としては「四種三昧」と「千日回峰行」という修行があります。

四種三昧は、天台大師の「摩訶止観」に基づく修行です。
この修業は、4種類の三昧「常坐三昧」「常行三昧」「半行半坐三昧」「非行非坐三昧」によって成り立っています。三昧というのは仏教用語で、心から絶念し、1つの対象に深く集中することを意味します。

常坐三昧は、座禅に没頭する修行です。
静かな堂内に入堂し、90日の間、ひたすらに座り続け、実相を観じます。
座り続ける修行である以上、途中で立ち上がることはできず、歩いたり、横になることもできません。
常行三昧は、念仏を唱えながら、阿弥陀仏の周囲を歩き続ける修行です。昼夜一切の休みなく行うため、常行と呼ばれます。
途中で座ったり、横になることはできません。疲れた時には、堂内に用意された横木を頼りにして歩きます。休む時には、天井から紐が吊り下げられているので、それにつかまって休みます。

半行半坐三昧は、歩いて行う修行と、坐って行う修行を組み合わせたものです。
この修業は、「方等三昧」と「法華三昧」に分けられます。
方等三昧では、7日を一期とし、呪文を唱えながら仏像の周囲を歩き、終えると座禅しながら実相を観じます。方等三昧では、これを繰り返し行います。
法華三昧では、21日を一期とし、法華経の読誦と五体投地によって成り立ちます。こちらでも歩く修行と座禅が組み合わされていますが、法華三昧では特に懺悔が強調されています。

非行非坐三昧は、上記の三種の三昧以外の全ての三昧を指します。
人が行うあらゆる動作を通じて行うため、日々の生活が修行となります。期間や行法は定義されていません。形にとらわれず本質に通じなければならない修行であるため、容易なものではありません。

千日回峰行は、相応という僧が始めたとされる修行です。
この修業は7年かけて行われ、修行者は比叡山を歩き巡って礼拝します。修行者は白装束を身に纏い、開いていない蓮華をかたどった笠を被り、草鞋を履いて修行を行います。
また、修行を途中で続けられなくなった場合には、修行者は自害しなくてはいけません。このため修行者は、腰に死出紐と短剣を持っています。

修行を始めてから1年目から3年目は、毎年100日間、1日約30キロの行程で、260箇所以上を巡り礼拝します。
4年目と5年目では、同様の修行を200日行います。
この5年間で700日の修行を満たしたものは、「堂入り」と呼ばれる修行を行います。
この堂入りでは9日間、断食、断水、不眠、不臥を行いつつ不動真言を唱え続けなくてはいけません。
6年目は行程が増え、1日約60キロの行程を100日巡り礼拝します。
最後の7年目は、200日巡ることになります。
前半の100日間での礼拝は「京都大廻り」とも呼ばれ、比叡山山中だけでなく京都市内も巡ることになり、その行程は84キロにおよびます。
最後の100日間はまたもとに戻り、比叡山の山中を1日約30キロ巡ります。以上の修行を全て終えると、千日回峰行は満行となります。

天台宗の葬儀が持つ特徴って?

天台宗の葬儀では、「顕教法要」「例時作法」「密教法要」の3点が重視されています。
これは、天台宗では仏の教えが顕教と密教の2つに分類されるためです。
顕教とは、衆生の性質に応じて、仏が理解しやすく説いた教えを指します。
また密教とは、真理そのものを示す秘密の教えを指します。このため顕教と密教では、法要における儀礼の方法が異なります。

顕教法要では、法華経を唱え、日々の懺悔をします。
天台宗の教えでは、全ての人はその身に仏性を宿しています。この仏性を高めるため、懺悔を行います。

例時作法では、お経を唱え、死後極楽へ行けることを祈願します。
またお経を唱えることによって、極楽の如く現世も素晴らしい世界に変えるのだ、という願いも含まれているようです。

密教法要では、様々な定められた印を結び、真言を唱えて故人を供養します。これにより、故人が極楽へと導かれることを祈念します。

通夜で行われること

天台宗の通夜では、臨終と通夜の誦経、そして剃度式が行われます。
臨終誦経では、故人の枕元で阿弥陀経が読まれ、極楽へ導かれることを祈念します。
通夜誦経では、朝と夕方で違いがあります。朝には法華三昧が行われ、夕方は例時作法に則った阿弥陀経が読まれます。

剃度式では、水やお香を使って故人の身体を浄めます。
仏の元へと出家するため、髪の毛に剃刀を当てることが習わしですが、現代では実際に剃髪することはほとんどありません。この時、導師が辞親偈を唱えます。
辞親偈は、家族と縁を切って、出家することを示します。
次に、懺悔文を唱えます。これは、故人が過去に行ったことを懺悔する意思を示します。
続けて、授三帰三竟を唱えます。これは、授戒するにあたって、三宝に帰依することを示します。三宝というのは、仏教においては仏、法、僧を意味します。
そして最後に、故人に対して、戒名が与えられます。

葬儀の流れはどういうもの?

天台宗の葬儀は、次のような流れで進行します。
まず導師によって「列讃」が行われます。
この列讃では、穏やかな旋律の曲が流れます。
故人が成仏し、阿弥陀如来に迎えられることで仏となることを祈ります。またこの列讃には、場の静粛を促す意味もあります。
唱え終わると、鐃と鈸という打楽器が鳴らされます。

列讃の後は、故人の棺が閉ざされます。この棺を封じること「鎖龕」と呼びます。
続けて、棺を送る準備が行われます。これは「起龕」と呼ばれます。
その後「奠湯」あるいは「奠茶」と呼ばれる儀式が行われます。これは、霊前に茶器を供える儀式です。

これらの儀式で、故人が旅立つ準備が整います。
導師は霊前に進んで、「引導」を渡します。この引導には、故人を極楽へと送り出す意味があります。
続けて、松明や線香などによって空中に梵字を描く「下炬」が行われます。
故人を称える下炬文が唱えられた後、弔辞などを読み上げます。
その後読経が行われ、最後に回向文が唱えられると、葬儀は終了します。

天台宗の焼香の方法は?

天台宗においては、焼香の回数は基本的に3回とされています。
合掌礼拝をしてから、右手の3本指(人差し指、中指、親指の3本)でお香を取ります。続けて左手を右手に添えながら、額に頂いた後、焼香します。
これを繰り返した後は、再び合掌礼拝をします。
なお、天台宗においては焼香の回数は明確には定められていません。場合によっては、1回の焼香でよいとされることもあります。

線香を使う場合は、まず右手に線香を持ちます。
蝋燭で火をつけますが、この時、使用する本数は1本か3本です。1本だけ使っても問題はありません。
もし数珠を持っているのであれば、左手にかけましょう。
線香に火をつけたら、線香を振るか、左手であおいで火を消します。息を使って吹き消すのはマナー違反となりますので、注意しましょう。
続けて香炉に線香を立てて、合掌礼拝をします。3本の線香を使った場合は、手前側に1本、奥の方に2本と1本ずつ立てていきます。他の人があげた線香がある場合は、ぶつからないように少し離して立てるようにしましょう。

天台宗の葬儀で使う数珠とは

天台宗の特徴として、一般的な丸い玉が連なった数珠を使用しないことが挙げられます。
楕円の形をした、平珠と呼ばれる珠が連なった数珠が、天台宗では使用されます。
この数珠は一般的には、108個の主玉と、4個の天玉、1個の親玉によって作られていて、親玉からは紐が2本伸びています。
また、この紐の部分には、弟子玉が連なっています。弟子玉は片方は平玉20個、もう片方は丸玉が10個連なっています。

この数珠は、親指と人差し指の間にかけて持ちます。
弟子玉が連なっている部分については、下の方に垂らして礼拝を行います。また手に持つ時には、一度大きな輪を一捻りして、二重の状態にします。
その後、左手の人差し指の上に親玉がくるように置き、弟子玉の部分は垂らして握ります。
なお流派によって、これらの持ち方は異なる場合もあります。

戒名の構成や使われる梵字

天台宗の戒名は、「院号」「道号」「戒名」「位号」の4つの要素で構成されています。
戒名は「法名」「法号」と呼ばれることもありますが、どちらも意味としては同じものです。

院号とは、戒名の一番上に置かれる号です。生前、寺院に対して多大な貢献をした人や、信仰心の深い人、社会的な貢献度の高い人が授かります。

道号とは、戒名の上につけられる号で、字に相当するとも言われています。
生前の人徳や性格、業績などを表す言葉が用いられます。

戒名とは、2文字で表される名で、誰であっても2文字で表されます。
身分などに関係なく、仏の世界が平等であることの表れです。
宗派に縁のある文字や、生前の名前から1文字を用いたりすることが多いようです。
本来、戒名とはこの2文字のことを指しますが、ほとんどの場合は「院号」「道号」「位号」の総称を戒名と呼ぶことが通例となっています。

位号とは、戒名の下につく尊称です。階級を表し、性別や年齢、地位によって与えられる位号は異なります。
例えば男性であれば信士、居士といった位号が与えられ、女性であれば信女、大姉といった位号が与えられます。

また天台宗においては、戒名の上に梵字の「ア」や「キリーク」「カ」といった文字が使われることがあります。「ア」は大日如来、「キリーク」は阿弥陀如来、「カ」は地蔵菩薩を意味します。

数珠を使うなら正しい形を意識しよう!

天台宗の数珠は、平たい玉が連なったとても特徴的な形をしています。
他の宗派で使われているような一般的な数珠と比べると、はっきりと形が異なります。このため、天台宗の葬儀に別の宗派の数珠を持ってきてしまうと、ひと目で違う数珠を使っているとわかってしまいます。

数珠を使う機会はそれほど多くはなく、自分の宗派とは異なる数珠をいちいち用意することを、面倒に思われる方もいるかもしれません。
しかし、葬儀は故人が極楽浄土に行けるよう、心から祈念をするための場です。
故人の成仏をしっかりと願うためにも、宗派に合った数珠を用意することは大切です。
天台宗の葬儀の場合は、一般的な数珠は使わないよう気をつけるようにしましょう。

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